―テヒョン目線―
彼女を支えながら立ち上がる。
彼女は少しフラついていた。
泣きすぎて過呼吸になってたから
体がもうフラフラなんだろう………
そう思った僕は
すぐに歩き出さずに
彼女へ向き直った。
彼女は顔を見られるのが恥ずかしいようで
顔を隠すように下を向く。
僕はフッと笑って
僕の帽子を彼女に被せて
帽子の上から彼女を撫でる。
サイズが大きいのか
帽子に被られてしまう姿が
なんか可愛かった。
彼女の手を取って繋いで
とてもゆっくりとしたペースで
歩き始める。
「大丈夫?歩ける?
おんぶしよっか?」
「いい……やめて。
大丈夫だから……」
最寄りのバス停までの間
ゆっくりとしたペースで話もした。
「ヌナァ。
何か買ってヌナん家でごはん食べよ。
今日疲れたでしょ?」
彼女はチラッと帽子から目を覗かせた。