彼女に初めて告白した時は
あんなにストレートに
スルッと告白できたのに
今の僕は
彼女に声を掛けるだけで
ものすごく緊張している。
だって
これで
フラれたらホントに
最後だと思ってたから………。
すぐにまた目を海に戻した。
ドクンドクン………
「俺さ、本気だから。
ヌナのこと………………本気だから」
自分の拳を握りしめながら
彼女の横顔を見てそう言った。
彼女は少し目線を下げていたけど
相変わらず海を見ていた。
自信もないし
このまま言葉を続けて良いのか
迷いもあったけど
メンバー、マネージャー
そしてミンホヒョンが脳裏に浮かぶ。
『想いをぶつけてこい』
僕は彼女の横顔を真っ直ぐ見つめて
言葉を続けた。