最寄りのバス停で降りるものの


あまり建物がなくて






彼女はなんでここに来たのかというように

不思議そうに周りを見ている。












「ここのホテルのプール
めっちゃ良いらしいから行ってみようよ!」








彼女と手を繋いで

歩き出す。













ホテルのロビーに行くも



彼女は少し嫌そうな顔をしていた。










どうしたんだろうと思って首を傾げて
顔を覗き込むと









「水着嫌…だし……
私ロビーで待ってる。
気にせず行っといで」




と言った。












彼女は勘違いをしていたのだ。








プールか海を泳ぐと思って
そういう顔してたのか……








僕はいきなり彼女を水着にさせるような

そんなにスケベに見えるのか…?と



自分にガッカリする。











勇気を出して
彼女とデートをしてるくらいなのに

そんな訳ないよ………と








ロビーのソファに座って




「このままの格好で良いじゃん。
プールに入るんじゃなくて
プールサイドから景色を見るだけ。ね?」



彼女を説得した。












そう思われるなんて……



行き先失敗したかなぁ……











やっぱり彼女は
僕に疑うような目を向けていたけど







「行こうよ~~~」


とお願いして





なんとかOKして貰えた。













僕はやっぱり
チャラチャラしてるように見られがちだから


色々気をつけなきゃいけないんだなって
痛感した。