「良かったね。
もうここ住んじゃえば?
でもアイドルがここに住んでたら
ヤバイけどね…」





「それはやだわ。
他人がいるとこなんか嫌だし。
寮でこんだけ寝れれば良いんだけどな…」











彼がここに住んでいる所を想像して
若干笑うも





あまり眠れてなさそうな彼の発言に
心配にもなる。











「寮で眠れないの?」





「や……全く寝れねぇわけじゃねぇけど
なんか……雑念とか多くて……」





「そっか………。
ここは仕事のものがないから
雑念は出てこないのかもね」









忙しくて疲れてるのに眠れないなんて……


あまりにも可哀想だなと思っていると










彼は




「たぶん場所じゃないんだ」



と否定する。
















「たぶん………お前のせいだ……と思う」






と言われて



えっ…私のせい!?どういうこと!?


と焦った。












「前さ、お前ん家泊まった時も思ったけど
何故か眠れるんだよな……お前と居ると…。
爆睡って感じ……」









私のせいで眠れないとかじゃなくて
良かった……。








彼にとって私は……
落ち着く人………ってことなのかな………?


そう思っていいのかな……?







だったら良いんだけどな………。