彼が連れて行ってくれたお店は
高級そうな中華料理屋さんで
案内されたのは個室だった。
「なんか……すごい……ね……。
こんなとこ……来れるユンギに……
ビックリ……」
私が個室の内装をキョロキョロと見ていると
「仕事で1回ここ来て、旨かったから
お前を連れて来てぇなって思って…。
ここは基本個室だから
芸能人御用達らしいし…。
誰と会ってたとかのプライバシーも
厳しく守ってくれる。
だから色々気にするお前も
心配ねぇかなって…」
私を連れて行きたいと思ってくれて
ユンギが芸能人であることを
すごく気にしてしまう私のことを
考えてくれてたんだと知って
素直に嬉しく思った。
席に座ると
ユンギはマスクと帽子を取る。
私は彼を見てビックリした。
髪色が変わって
ピンクっぽい金髪になっていた。
肌の白い彼にすごく似合っていて
すごくカッコいい………
私は彼に見とれた。