僕はもう彼女に会えなくなるのではないかと
不安になって
思わず彼女の社長にも確認を取った。
電話をしてみれば
相変わらず快く出てくれて
「大丈夫だよ。
期間まではまだ決まってないけど
ちゃんと帰すから安心して。
まぁ……まだいつ行くかとかも
確定してないから
今は教えてあげられないけど…。
僕は君たちを応援してるって言ったでしょ?
そんな突き放すことはしないよ」
と言ってくれたから
ちょっとだけホッとした。
でも肝心の彼女は
もう僕のこと
どうでもいいと思ってるのかも…………
僕はこの頃
だいぶ弱気になっていた。
自信がなくなってて
彼女に真剣に言い寄る勇気もなかったし
もし真剣に彼女に想いをぶつけて
思いっきり拒否されたら………
そういう恐怖があった。
だから敢えて少しふざけた感じで
「ヌナァ~
俺と結婚しよ~」
と電話で言ってみたりして
彼女の反応を伺ったけど
「あのさ…
そもそもテヒョンくんは
スキャンダルあるくらいなんだから
女の子に困ってないでしょ?」
そう呆れた感じで返されてしまった。
ヌナは僕のスキャンダルに
もううんざりだよね………。
僕は傷つくのが怖いから
彼女に真剣に想いを伝えられないでいた。
「興味ないもん。
ヌナしか全然興味ない!
なんなら
他のメンバーに確かめてもいいよ!」
大人なヌナに対して
本当に子供な僕だけど
僕が弱気になっている素振りを
見せないように
幼いバカな男のように
そう返すしかなかった。