私は
芸能人としてのプライドも
男としてのプライドも捨てて
ニューヨークに来てくれたであろう彼に
私自身もプライドを捨てた。
これまでに色んな涙を流しすぎて
辛うじて残っていた
意地という名の
偽りの光沢を放つニスも全て落ちて
気づいたらボロボロの
輝きのない私になっていたから………。
「私はもう…………
自分がどういう人間なのか…………
どうあるべきなのか…………
もう分かんないよ………。
自分がただただ嫌い………。
もう…………テテの好きにして…………」
全てに諦めがついたのかもしれない。
人生の挫折状態に陥っている自分に。
人に惑わされて
ふわふわ生きている自分に。
彼は
自暴自棄になってしまった私を
抱き締める力を強めて
「本当に……ごめん………
俺のせいで………」
と涙声で謝り続けていた。