「……どうしたの?」







「ん……
声……聞きたくなって……」




















シーンとする。












私は何も言えなかった。















「今……そっち何時?」




「えっと……6時……21分」




「朝の?」




「そう…」




「今家に居んの?」




「オフィスだよ」




「え?そんなに早く?」




「たまたまね……」









シーンとする部屋の中





私は彼と
そんな一問一答を繰り返していた。


















「もしかして泊まったの?」




「泊まったっていうか………
気づいたら朝だった…」




「……………」