「モヨナ遅かったじゃん。
大丈夫だった?」
「あ~……
スタッフさんとお話してて…」
「ん~知ってる~見てた~
なんかさ~モヨナ飲み過ぎじゃない?
可愛い顔が更に可愛くなってるよ~?」
僕は段々回ってきた酔い任せに
彼女の頬をツンツンして微笑んでいると
彼女は
「オッパ、飲み過ぎ……」
と小さい声で僕を叱って
お茶を注いでくれた。
あ~
彼女には敵わない。
怒った彼女も可愛いなぁと
じ~っと見つめていると
ミョリちゃんが僕に話しかけてきた。
「お2人って付き合ってるんですか?」
彼女のストレートな問いかけに
僕もモヨナも同時に彼女を見る。
彼女は僕たちの反応に
え? という顔をしていた。
僕はハッとして
慌てて機転を利かせた。
「や~なんかそう見えるみたいだね~。
でもモヨンちゃんは僕の姉の友達の妹で…
昔からの仲なんだよね~」