私は彼が起きるべき時間になるまで
静かにケータイをいじったり
私も少し居眠りしたり
いつもの休日のようにのんびり過ごした。
彼は全然起きなくて
すっごい疲れてるんだろうなと思った。
人がガン見してても
気づかずにぐっすり寝ちゃってる彼に
ちょっと笑えてきた時もあったけど……
夕方になると
私が起こす前にムクッと起き上がった。
丁度私が夕飯の支度を始めようと
キッチンに入ろうとした時だった。
「あ、起きたし…
ごはんはどうする?」
彼はケータイで時間を確認すると
「あ~俺…
今から事務所行かなきゃいけねぇから帰る」
彼は伸びをして
髪の毛をササッと直した。
「そう」
とりあえず
喉が渇いただろうと思って
お茶を入れて渡す。
やっぱり喉が渇いてたようで
「サンキュ」
と言って一気に飲み干していた。
彼はテーブルにコップを置くと
パソコンを片付け始める。
私はその間に空のコップを取りに行って
キッチンに行こうとした。
すると
「おい」
突然呼び止められた。
「ん?」
振り返ると
彼に腕を引かれて
持っていたコップは取り上げられた。
彼の行動を疑問に思っていると
彼はコップをテーブルに置いて
私にキスをした。