彼に言葉にされると
余裕がない私が余計に恥ずかしくて
あぁもう死にたい………
そうとまで思った。
「……ヤんねぇよ?」
彼の言葉が聞こえて目を開けた。
思わず彼に目を向けると
彼は予想外に真剣な表情だった。
やっぱりユンギも無理なんだなぁ……
こんな余裕ないのもダサいし
友達みたいなもんだよね、私なんて……
したくないのに
や、したくないというか怖いだけなんだけど
内心落ち込んで目を反らすと
彼は
「本当は……ヤりてぇけどな…」
と言ってきて
ブワーーーーッと顔が赤くなった。
彼は私の腕を引っ張り抱き締めてくる。
死んじゃう…………
心臓の音がもう異常で
くっついている彼には
きっと聞こえてる……