私はさらにドキッとして




固まったまま







「なに…」



そう返すと







「なんでそっち向いてんだよ」


とぼそっと呟く声が聞こえた。










私は返す言葉も浮かばなくて


無言でいると











彼は私の肩を彼の方に引いて



仰向けにされた。










心臓が爆発しそうだった。











ただただ焦って


身体を硬直させていると






「なに固まってんだよ」



と笑う。












私は余裕の彼に少しイラッとして





「何でもないよ…」



目だけをチラッと向けてそう言った。

















「お前さ……
結構すっぴんは幼いんだな…
最初俺より年上かなって
思うくらいだったけど…」






横から彼の視線を感じて

すごく恥ずかしい。













もう恥ずかしさと緊張の限界………









私は目をぎゅっとつぶって
彼からの視線に耐えていると












「お前……緊張してんだろ。
一緒寝るって言われて」









彼にそう言われて



図星で何も言い返せなかった。