「話しておきたい…こと…ですか?」
私はソクジンくんと
つい最近まで関わってなかったから
本当に心当たりはない。
「たぶんビックリすると思うんだけどね
僕さ………
中学の時から
コリちゃんのこと……好きなんだよね」
私はビックリするなんてもんじゃなくて
息をするのも忘れそうなくらい
カッチンコッチンに固まった。
聞き間違い………だよね……?
全く理解出来ずにいる間にも
彼は言葉を続けた。
「あ~~やっぱり
告白って緊張するわ~~。
今もだけどさ
中学の時、僕すっごい臆病者だったから
告白出来なかったんだ~。
僕なんて無理だなぁって諦めたんだけど
この間の同窓会で再会したら
気持ち思い出しちゃって……。
中学の時告白出来なかったこと
ずっと後悔してたから…
今なら言えるかなって……」
私の心臓は破裂しそうな程
大きな音を立てて
少し目眩がした。
動揺し過ぎて何も言えずにいると
彼は私の手をとった。
「コリちゃんが
僕に気がないのは分かってるよ。
でももし僕のこと…
嫌いじゃなかったら……
好きじゃなくてもいいから!
……付き合ってくれないかな?
悪いようにはしないから!」
彼から付き合ってとハッキリ言われて
ハッとした。
それって····今も好きって意味………?
最初は
中学の時好きだったっていう
告白だと思ったから
動揺は増すばかりだった。