彼から言われたその発言に反応してしまって
私は顔が熱くなった気がした。
でもきっと彼は私じゃなくて
モモンガに言ったんだよな···
バカバカ!勘違いするな!
そんな訳無い!と
自分を叱って心を落ち着けた。
「コリちゃんは変わんないね」
「へ?」
私は思わず彼に目を向けた。
「全然老けないね。
僕はどんどん老けていってるのにさ」
彼はホント突拍子もない発言が多くて
調子が狂ってしまう。
そんなに美男子になっててよく言うよ····
私は思わずため息をついた。
「いや、こっちのセリフですよ。
どんどん磨きがかかってらっしゃって····。
私なんてどんどん皺が増えて行って····」
真面目にそう言ったのに
ソクジンくんは爆笑しながら
「コリちゃんに皺?
ないない!有り得ない!」
と言う。
いや、その発言プレッシャーなんですけど····
なんて思っていたら
彼の口から衝撃的なことを言われた。
「安心して。
コリちゃんは昔からずっと可愛いままだから。
まぁ昔より綺麗になったけどね」