頭の中は


  




なんで私???



 









でも





とりあえず沈黙なのも悪いし
そう言ってみた。











「大変だなんて……
ありがたいけどね」








やっぱりチヤホヤされるのは
気分が良いんだろうな……







なんて少し思っている私は
すごく性格が悪い。
















「それよりさ
近々同級生で集まる話が出てて
コリちゃん来てくれないかな~と思って」











あぁそういうことだったんだ………








でも




私はそういう場に
進んで行くタイプではない。









彼が行くってことは
絶対に女子が騒ぐだろうし
疲れそう………









そう思った私は









「他の人誘った方が良いと思います。
私あまり社交的じゃなくて……
盛り上がる人とかとの方が
いいんじゃないですかね。ハハハ」







気遣いの笑いを最後に足して

お断りをした。


























私は中学生の頃


一部の男子にいじめられていた。











大々的に知れ渡るようないじめじゃなくて



周りに気づかれない程度のいじめ。




















中学生の頃





人より成長が遅れていた私は


本当に背が低かったし
体付きも幼児のようで
頭も悪くて

失敗も沢山していた。











それをバカにされて

嫌がらせも沢山受けた。












それでも学校に通い続けられたのは

親友アヨンのおかげだった。












アヨンには相談していたけど






彼女も男子に立ち向かえるような
強い女の子ではなかった。








でも
話を聞いて慰めてくれて
味方でいてくれた。










それだけでも私の救いだった。