案内された会場に入ると
外よりは静かではあるけど
少しざわついていた。
こんなに同級生っていたんだ………
そう思うくらいに
出席率は良かった。
アヨンは私を女性陣が集まっている所へ
連れて行ってくれた。
「アヨナお帰り~
え……?あれ……もしかしてコリちゃん?」
「ビックリした!
コリちゃんメッチャ可愛くなってる!」
みんな意外にも私の姿に驚いていた。
確かに中学時代はねぇ……
と思ったけど
アヨン以外は何となく分かる感じに
昔の面影を残していた。
アヨンと私は当時
わりと目立たずにいた方だったから……。
私たち以外は
わりときらびやかな格好をしていて
でもアヨンも私もわりと無難な方で
そこまで昔と変わらないもんなだなぁと
私は一人なんとなく面白く思っていた。
「そういえばソクジンって
まだ来てないよね」
「本当に来るの?」
「え~~私それを楽しみに来たのに~~」
皆はそれが目的のようで
まだかな~
と色めき立っていた。