「そういえば髪色変えた?」
「うん…」
「すごく似合ってる。
それにスーツも。
上品な大人の女性」
彼の褒め言葉にくすぐったくなる。
「ありがとう。
テヒョンくんも金髪にしたんだね。
やっぱり似合ってるよ。
あと……………………痩せたね……」
「……丁度良いでしょ?」
「うーん……
ちょっと心配かな……」
彼は確かに痩せて美しさが際立つ。
でも
少しふっくらしていた頃の彼の方が
幸せそうに見えたし
健康でいて欲しいと思っていたから
彼の今の姿は正直
心配だった。
「心配してくれるんだ。
嬉しい……」
テヒョンくんは俯いて
少しだけ口元が笑っていた。
少しだけ沈黙になって
気まずさを感じていると
彼も気まずく思ったのか
再び彼が口を開いた。
「ヌナは肌がさらに
ピカピカになった気がするんだけど
それは会社の影響?」
「うんまぁ……。
でも少し太ったのかも。
ニューヨークに居た時に……」
「そうかな~
太ったようには見えないけど…
でもその方が
艶が出るって聞いたことあるよ」
「そ、そうなんだ………」
「なんかヌナ……
どんどん綺麗になるね……」
そう言うテヒョンくんに目を向けると
少し寂しそうな表情を
しているように見えた。
「ねぇヌナ。
俺の話………聞いてくれる…?」
テヒョンくんは突然
真剣な顔をして
そう切り出した。
きっと
あの騒動の話なのだろう。
私は唾を飲んで
意を決したように、ゆっくりと頷いた。