翌日


僕はマネージャーに彼女の意思を伝えた。






「え~~~ホントに?
もったいない……」





マネージャーはたいそう残念がっていた。















「そっか~ダメか~~。
まぁ仕方ないよね、こればっかりは……。

ところでさ
ホソクはその子とどういう関係?」












僕はドキッとした。







何と答えるべきなのか悩んだ。












「もしかしてさ……
付き合ってる?」







僕は誤魔化せる気がしなくて


正直に答えた。








「付き合ってます……」


「いつから?」


「実は……この間です…付き合ったのは…」


「え?もしかして僕が彼女を見た時?」


「…………そうです」


「そうだったんだ……
じゃあまぁ差し出したくはないだろうね」


「……え?」


「まぁいいや、こっちの話。
とにかく、まぁ分かってると思うけど
彼女がいることがバレると
大問題だからな?

プライベートまでは
これ以上管理しないけど
気をつけては欲しいな。
取り返しのつかないことには
決してならないように……」



 





マネージャーの心配していることは
よく分かる。









僕たちがこれまで通り








いや




これまで以上に活動を続けていくには







なるべく波風を立てないように
注意を払わなければならないということも…。







 



でも今の僕には

彼女が必要だから………









男として



ちゃんと彼女を守りたい……。












「分かってます。
迷惑をかけないよう
慎重に行動するつもりです」





マネージャーは僕の言葉に重く頷いた。