僕は彼女の顔を見てハッ とした。
彼女の隠し事が気になって
意識がそっちに向いてしまい
彼女が眼鏡を掛けていないことに
今更気づいた。
「あ……
ちょっと壊れてしまって……」
今まで何が何でも掛けていた大事な眼鏡を
彼女自身が壊すだろうか……
「もしかして眼鏡……
その人たちにやられた?」
どうやら図星だったようで
彼女は再び目が泳いでいた。
「近くにいたのに……
助けてあげられなくてごめん…」
僕は
何も悪いことをしていないはずなのに
酷い目に遭い
傷ついた彼女に
心を痛めた。
「結局俺は
モヨンちゃんを守れなかったのか……」
僕は彼女を守れなかった
自分の不甲斐なさに落ち込んだ。
「なんでホソクさんが謝るんですか!
これは私の問題で
ホソクさんの問題じゃないです。
ホソクさんはペンの方に注意してくださって
もうこれ以上……」
「モヨンちゃんの問題でもないよ。
明らかにモヨンちゃんは悪くない。
でも俺は君を守りたかったから………
悔しいんだよ……」
彼女が学生時代に受けた心の傷を
もう2度と付けられることのないように
僕が守ろうと心に決めていたというのに………