時差ボケと疲れで
翌日目が覚めたのはお昼過ぎだった。
私は急いで洗濯をして
外出の用意をする。
そろそろ来るかなという頃に
社長は迎えに来てくれて
一緒に会社へ向かった。
その日は社員さんがいらっしゃって
社長が5人の社員を紹介してくれた。
1人はあの受付の綺麗な女性。
あと4人のうち3人は女性で
1人は白人の男性だった。
私は社長付のマネージャー
ということで紹介されて
皆が嬉しそうに迎え入れてくれたので
ホッとした。
その後は入社の手続きをして
外国に長期滞在する為の
手続き等の説明を受ける。
そして
社長が買ってきてくれた軽食を食べながら
スケジュールの話をした。
「明日の日中
さっきの長期滞在の手続きしてもらって…
どうしよっかな……
もうあっちに住む所の候補
いくつかあるんだけど…
もう少しこっちで
会社のこととか勉強してから行く?
それともすぐ行っちゃう?」
私の心は決まっている。
「すぐ行きたいです!」
「そっか……
じゃあ明後日の夕方の便でもいい?」
「大丈夫です」
「必要なものは全てあっちで揃えるから
そんなに持っていかなくて大丈夫だからね」
「分かりました!」
「じゃあ今から帰って休んで……
また明日ね」
社長がマンションまで送ってくれて
帰国後の1日を終えた。
翌日社長と
手続きに行って
次の日の出立に向けて準備をする。
その最中
しばらく国を離れるからと
久しぶりにテレビをつけてみた。
すると
タイミング悪く芸能ニュースが流れる。
『BTSのVさんと噂されていた
一般女性とのスキャンダルに関して
Big Hitから文書が出されました』
キャスターの声の後に文書が表示された。
『一般女性の方と
お付き合いをしていたとのことだったが
お互いのすれ違いで破局したと
本人から事務所へ報告がありました』
これで良かったんだ。
終わったんだ。
私はテレビを消して
もうテヒョンくんとのことは忘れよう
改めてそう心に決めた。
そして翌日
私は再びニューヨークへ向けて
韓国を旅立った。