私はその時の
自分の失礼な態度に後悔をしつつも




私の生き甲斐を見る為に
出待ちは続けることにした。











あるライブ後の出待ちでのこと。





この日も人はすごかった。





人の押し合いがすごくて

暴言が飛び交ったり、喧嘩もあった。









私は何も言葉を発することなく

ただじっとしていたから





一方的に人に押されて

また転んでしまった。









私の天使たちを見に来ただけなのに
なんだか最近傷だらけだ………。






倒れ込んだ地面で

自分の状況に思わず苦笑いをした。






はぁ………








すると突然


誰かが私の二の腕を掴んで
起こしてくれた。








その人の顔を見ると








ホソクさん………






 

天使は2回も私を助けてくれたんだ。









彼は私の事をじっと見ていた。




驚いたような顔だった。





 




なんだかいたたまれなくなって


彼から少し距離をとると






「君……この前も転んでたよね。
日谷中(イルゴグチュン)だったでしょ?」


私だけに聞こえるくらいの小さい声で
そう話掛けてきた。


 



私はビックリして


「なんで………分かるんですか……?
話したことも……ないのに………」


緊張で声が震えた。





「君は色んな意味で目立ってたから。
図書委員長として」






なんで…………




目立ってた……?




私は地味だったはず。




認識すらされていなさそうなくらい
地味で端で生きているような人間。





私の頭は疑問符で埋め尽くされた。





「そ……そうですか……。
すみませんでした………。
失礼します……」

 


私はとりあえず
迷惑をかけてしまったことを謝ると


またも逃げ帰った。









家に帰って

膝の擦り傷を手当てしながら

考え事をする。








ホソクさん………


私を知っていたなんて………










恥ずかしい……







なんか今後イベントに行きづらいなぁ……







ホソクさんに見つからないようにしないと



何となく気まずい……



なんて考えていた。