それから1週間。
私は誰にも相談することもなく
バイトをしながら
今後どうするかを考えていた。
両親も気を遣ったのか
その話には触れてこなかった。
一旦消した彼の連絡先は
彼が勝手に登録して、復活していた。
そして韓国に着いた直後に
くれたメッセージに書いてあったとおり
彼は連絡してくることはなかった。
グクに会うまでは
忘れられるかもしれないって思ってた。
でもグクに会ったら
忘れようと努力してたものが
全部どこかに飛んでしまって
会ったら
グクだ……って恋しく思った。
私の中で
ジョングクとグクは違う。
ジョングクは画面の中の彼。
グクは私の愛しい、私を愛してくれる彼。
ジョングクのファンとして
再び応援し始めたのに
今の私の頭の中には
アイドルとしての彼ではなく
私の好きな人…
グクだけが占領している。
怪我をして
心も傷つけられて
もう二度と関わらないって決めたのに
こんなに日が経っても
諦めないでいてくれたグクに
まだ好きで居てくれるグクに
私の心はいとも簡単に傾いていった。
そして約束の日の3日前
ようやく心が決まった。
例え私が
ファンに殺されようとも
グクが私を愛してくれる奇跡が
私の生き甲斐。
彼についていこう。
私の命ある限り…。
