彼が眠ってから
私は食器の片付けをして


その後はシャワーを浴びた。








ベッドの元に様子を見に行くと
テヒョンくんの穏やかな寝息が聞こえた。





彼のおでこを触ると
熱はだいぶ下がったようで
私は肩を撫で下ろした。











いつも大変なスケジュールを
頑張ってこなしている彼。




人に笑顔を与える仕事をしている
彼への負担は相当なものだろう。




大きな体で大人っぽい見た目の彼だけど
私より若いのは間違いない。







甘えられない環境に常日頃いるからこそ

私の前でだけでも
甘えてもらいたいなぁと思った。



  







「ホント綺麗な顔…………」






私は彼の寝顔を見ながら
知らない間に眠りについていた。

























どれくらい眠ったのだろうか。







分からないけれど



頬がくすぐられてるような感覚がして
私は目を覚ました。










視界に入ってきたのはテヒョンくん。



首を傾げて私を見つめていた。









「ヌナ起きちゃった………」


「ん…………なんか頬がくすぐったくて………」







眠い声でそう言うと
彼は微笑んで




「ありがとうのチューしたから」




なんて言うから








私は一気に目が覚めた。













私はベッドの上にいた。