「綺麗な顔………」
そんな事を呟いていると
その人の肩に
私の腕を掛けるような格好で立たされた。
「ヌナ
ちょっとあっちで休んだ方がいい」
「ん~」
その人に体を支えられながら
フラフラの足で歩いた。
自分がどこにいるかも分からないけど
どこかに寝かされた感じがした。
「大丈夫?
○○さんは私が見とくから
あっちで飲んできなよ」
「あっ、大丈夫です。
主役いないでアレですけど
みんなで楽しんでてください」
「ホントに?
でも代わって欲しい時とか私に言ってね。
今日も遅くまで働いて疲れてるでしょ?」
「あー全然大丈夫ですよ。
この人に会えると思って
今日頑張ったんで」
「仲良かったもんね。
ゆっくりお話でもしてあげて。
彼女、喜ぶと思うから」
ふわふわする感じの中
そんな会話を聞いた気がする。
「お~テヒョナ~。○○ヌナは?
って、あ、いた!」
「あ、ヒョン。
ヌナもう泥酔してるから
他のスタッフさんと飲んでてください」
「俺も付き添うよ?」
「いや、あっち行っててください」
「酷いな」
「ヌナに手出されると困るんで」
「出さないよ。
でもまぁテヒョナが見てくれるなら…
任せとくよ。
何かあったら言えよ」
目が重くて開けられないけど
なんとなく話の内容は聞いていた。
話の内容から
私を介抱してくれてるのは
テヒョンくんだって分かって
余計に目を開けづらくなった。
でもこの状況にドキドキしているせいか
妙に頭が冴えてきて
今の状況をちょっと確かめようと
薄目を開けてみた。
すると
目の前にテヒョンくんの顔があって
驚いて慌てて目を閉じた。
「ヌナ起きた?」