「日本に帰る日は決まってますか?」





「まだ確定はしてないんです」





「あ~まだってことですね。
決まったら教えてくださいね。
それまで僕はカフェ沢山行きます」





「ありがとうございます」













それからはベンチで2人


仕事の話とか
日常の話とか


他愛もない話をした。












「ナムさん。
そろそろ帰らないとです……」




「あ…お勉強……」




「ごめんなさい……」




「いやいや。
頑張ってください。

あ!
1つお願いが…」











僕は彼女に
1つだけお願いをすることにした。












「さん、無くてもいいですか…?」






「え?」






「さくらって呼んでもいい…?」












実は彼女は僕より1つ年下だった。






だから名前呼びしてみたかったんだ。











「あ……はい//」








彼女は顔を赤らめていて


僕は可愛いなぁと思った。










「じゃ……じゃあ……私も……
オッパって呼んでもいいですか?」









彼女は積極的にもそう言ってくれて








嬉しくて


僕も顔が赤くなりそうになった。