そんなある日
仕事の合間にケータイを見ると
彼女からLINEが来ていた。
写真も添付されていて
緑が綺麗な公園の写真のようだった。
僕はダンスレッスンで
キツくて息をハァハァさせていたけど
思わずふっ と笑ってしまう。
''ナムヒョンがニヤついてる''
と メンバーにいじられたけど
僕は適当に流した。
なんとなく彼女のことは
まだ秘密にしておきたかったから…。
たぶん僕の勝手な独占欲だろう。
この時には既に
僕は彼女の事が好きだと自覚していたから…。
彼女をデートに誘った。
短時間のデートになるけど
すごく嬉しいし楽しみだ。
彼女は僕の事を考えてくれて
一緒に歩くことは避けようと
行き先で集合することを提案してくれた。
彼女はすごく気遣いの出来る子だった。
僕は午前中少し仕事をして
約束の時間の1時間前に寮を出て
彼女が見つけてくれた
その公園に向かう。
