-ジョングク目線-
彼女が日本にいるのは2日間。
最初は2日だけだし
仕事してれば
あっという間だと思っていた。
でも実際はすごく長く感じるものだった。
彼女が韓国に来てから
そんなに月日は経っていないはずなのに
彼女が韓国にいることが
いつしか当たり前になっていて
彼女が同じ国にいないと思うだけで
何となく心が寒くなった気がした。
仕事の休憩時間もケータイが気になった。
彼女から連絡が来てるかもしれない
とケータイを見るのだけれど
彼女からの連絡はなかった。
僕は彼女と離れて初めて
今の僕にとって彼女は
もう無くてはならない存在で
かなり依存している事を思い知った。
彼女に会いたい………………。
でもきっと
同窓会とやらで忙しくて
僕に構ってる暇なんてないんだろう。
そう思って
日中は仕事に集中することを意識して
なるべく考えないようにした。
それなのに
仕事が終わると
考えるのは彼女のことばかり。
日本で
誰か男に口説かれてるんじゃないか
そのまま韓国に戻って来ないのではないか
色んな不安が頭を埋め尽くして
気づいたら彼女にLINEを送っていた。