『BTSの人気メンバーであるVさん。
先日、金髪の美女との2ショットで
話題となっておりましたが、

なんと!

人目を忍んでキスする姿が
カメラに納められていました!!


記者によると
夜にホテルから
2人が寄り添って出てくる所を目撃し
追った所
人目が少なくなった所で
2人が熱いキスを交わす姿が
見られたとの事です!


では
このお相手の美女は
一体何者なんでしょうか!?』




















私は呆然とした。









テヒョンくんは誤解だって言ってたはず。




でもキスって…。











私に言ったことは嘘だったってこと?






ホテル?






もうそんな関係?











やっぱりテヒョンくんは
プレイボーイだったんだ…










私の中で変わりつつあった彼のイメージは
振り出しに戻らざるをえなくなった。







信じられない。







何を信じたらいいのかも
分からなくなった。












『お相手の女性は
アメリカの大富豪の令嬢だという
情報が入っております。

まだ未婚の女性ですからねぇ…

今後の2人に注目ですね!!』











やっぱり
相応しい人といるべきだなと
私はただただ痛感した。







私とテヒョンくんなんて


端から見たら
姉と弟?





いや


やっぱり
スタッフと芸能人でしかない。










私は約束していたけど
デートに行く気がなくなって
有給を取る気もなくなった。








この報道が出たからには
今から出勤すれば激務。








私はすぐに彼にLINEで断りを入れた。






そう送ると私はすぐに
仕事へ行く準備にとりかかった。














どうせ
テヒョンくんと私が付き合える訳もない。




一喜一憂していたら
自分がバカみたいになりそうで
彼の事は一切考えないようにした。














会社に着けば
案の定激務の様子。



でも私は上司に呼ばれて
まず面談をすることになった。







話の内容は
あと1週間ちょっとの勤務に関して。







「こんな状態ではあるけど
有給はちゃんと使って」

というありがたいお話。







残り少ないから
問い合わせ対応よりも
引き継ぎを優先して

とも言われて
実質的にBTSと関わることもなくなった。










これで良かったのかもしれない。









私は事務室に入る前に
テヒョンくんのLINE通知をOFFにして



少し気合いを入れ直してから
仕事に入った。