翌日

私は上司へ書類を出しに
事務室へ出勤した。








私は上司と共に
ミーティングルームへ移動し
面談をする。











「あれから体は大丈夫?」



「ご迷惑をおかけしました。
もうすっかり元気ですので」



「なら良かった…。
キツい時は正直に言ってね」



「ありがとうございます」









「じゃあ本題に…。
海外行きはどうすることにした?」






私は書類と共に返答をした。












「海外へは行きません。
そして来月一杯で
退職させていただきたいと
思っております」





私は退職願も一緒に手渡した。









上司は驚き
悲しそうな表情をして
それを受け取った。











「本当に行かない?」






上司はもう一度聞いてきたけど
私の意思は揺らがなかった。







「そう決めましたので」



「本当に惜しいよ…。
○○さんは本当に何でも出来る子だし
メンバーたちにも好かれてるから…」



「いや、とんでもないです。
ここでの仕事は本当に楽しくて
すごくすごく迷いました。
みなさん、私にとても優しくて…。

でも、この前倒れた時に
やっぱり体力的にもキツいかなと…。
情けないです。
ホントにすみません」





そう謝ると
上司は穏やかに微笑んで
私を肯定してくれた。








「そっか。
○○さんの気持ちもよく分かるよ。
よく考えて出した結論だろうから
それでいいんだと思う。

あと1ヶ月、忙しくて大変だと思うけど
最後までよろしくね」



「全力で頑張ります!」







その後上司とは


海外組が行っている間の
ここでの仕事に関して少し話をして
面談は終わった。







上司は所々で惜しいと
私の退職を悔しがってくれて
私も少し辛くなったけど



私は次に向けて進まないと
と気持ちを入れ替えた。














海外組の出発は1週間後。





私は韓国でその手続き業務等の
最終確認を行う。








この1週間は残る組と海外組で
業務を大きく分けることになる。







残る人は手続き関係


行く人は現場でのサポート







私は早速その日から
事務室常駐となった。










今までは圧倒的に現場が多かったので
BTSメンバーに会えなくなることにも
少し寂しさを感じる。






でもあと1ヶ月でここを離れるのだ。







良いリハビリかもしれない。









テヒョンくんにもこの事
話さなきゃなぁ…と思いながら



私は目の前にある業務を行った。