今日も
昨日の撮影場所での仕事。
「おはようございます」
現場入りすると
上司に昨日の事を報告する。
「あっち人足んなくて…
ホントごめんね。
さっき、助かりました
間に合いそうですって連絡あったよ。
ホントありがとう。
疲れてるだろうから
今日は無理しないで
早めに帰っていいからね」
「ありがとうございます」
私はホッとして
スタッフの控え室に向かった。
何だか力が入らない感じがするなぁ…
後で栄養ドリンクでも飲むか
そう思いながら荷物を置いて
メイクさんの元へ急いだ。
「手伝います。指示お願いします」
ナムジュンくんの
メイクさんに声を掛け
アシスタントを勝手出る。
その最中
突然めまいが私を襲った。
あ、やばい、貧血かな…
そう思って近くのラックに手をつく。
「○○さん、どうした?」
メイクさんに
話しかけられたかと思うと
突然
目の前が真っ暗になった。
「…ん」
目を開けると
私はどこかに寝ていた。
あれっと思って頭を起こそうとすると
酷い頭痛がして
起きるのを断念せざるをえなかった。
目だけで状況を探っていると
誰かが来る気配がした。