ジミンがテヒョンとジョングクと
恋愛話をしていると
ふいに視界に
ユンギと笑い合っている彼女が写り込む。
「え…ユンギヒョン…」
ジミンのその声に
二人も視線をジミンの見る方へ向けた。
「ヒョンに持って行かれた…?」
ジョングクはボソッと呟く。
「ヒョンに聞けば良かった…」
テヒョンは肩を落とした。
「しかもなんかヒョン
○○ヌナとイチャイチャしてない?」
彼女は背伸びをして
ユンギの目の辺りを触っている。
「宿敵がユンギヒョンだなんて…」
テヒョンは悔しそうに
ユンギをじーっと見つめた。
するとユンギは
テヒョンの視線に気づいたのか
首を傾げてこっちを見た。
彼女がユンギから離れると同時に
ユンギはこっちに向かって歩いてきた。
「おい、なんだよこっち見て」
テヒョンは応戦するかのように膨れて
「ヒョンが
ヌナとイチャイチャしてたから」
そう言った。
ユンギは
「は?」
と拍子抜けしている。
「どこが…?」
「ヌナに顔触られてたじゃないですか」
それを聞いて
ユンギはぷっと吹き出した。
「まつ毛だよ。まつ毛。
ついてたからとってくれただけ」
ジミンとジョングクはそれを聞いて
二人で爆笑している。
「テヒョナ
なんでそんな顔してんの?」
ユンギの問いに
代わりに答えたのはジミン。
「テヒョナ
○○ヌナの事好きなんだそうですよ~」
ジミンの発言に
少し驚いた様子のユンギ。
それに対して間髪入れずに
ユンギに問いかけたのは
テヒョンだった。
「ユンギヒョンはヌナの事
好きなんですか?」
テンションの下がった声で
テヒョンが問いかけると
ユンギは
「特別そんなのはないけど」
とサラッと答えた。