ジミンはユンギと何か話をしている。


それを聞いていたホソクは私に
笑顔で質問してきた。



「初めまして。
あ~ いくつですか?」


ホソクは一生懸命日本語を話してくれている。



「24です」


私がそう答えると

皆が「え~~~!」と絶叫した。






「ヒョンたちと同じだもんね~」

ジミンは私にニコッと笑いかけた。





ソクジンも私に気を遣ってくれて
たどたどしいけど
日本語で話かけてくれた。






「初めまして~。僕はジンです。

同じ年なんですねぇ~」



ソクジンはそうですか~そうですか~と
言いながら頷いていて、
私は思わずクスっと笑った。




「年下かと思いました~。

可愛いですね~」


ホソクもそう話かけてくれたけど

ジミンはムッとして

近づくホソクを押し退けた。






すると私の背後の方が騒がしくなる。

どうやら楽屋に
ジョングクとテヒョンが入ってきたようで

動画とかで聞いた事のある声が
間近に聞こえてきて

私はまた緊張した。






「ボヤ?」


楽屋の入り口辺りで
人が溜まっているのを見て

テヒョンが声を掛けてきた。




どうやらナムジュンが
ジミンが私を連れて来た事を言ったようで

二人が人をかき分けるようにして
私の目の前に出て来た。



二人のイケメンにジロジロと見られて
気恥ずかしい。




テヒョンは私に微笑んで
ためらいもなく日本語を口にした。



「初めまして。
ジミンをよろしくお願いします」



私がテヒョンの
上手な発音に感動しているうちに


再び私の頭上を韓国語が飛び交う。






ジミンが質問に答えている間

私は暇になってしまって
ボーーっとしていると…



横からテヒョンが話かけてくる。






「僕はあなたと友達になりたい。

握手しましょう」


彼は私に手を差し出した。