「でもね…やっぱり…
一緒に見て良かった。
ありがと。
  
一人だときっと不安になってたと思う…」





彼が一緒に見る事を提案してくれた
意味が分かって

なんかホッとした。






彼は私を心配させないよう
気を遣ってくれていて…



そう分かった瞬間

嫉妬よりも
ありがたいという気持ちが沸いていた。







「ねぇユンギ…?」



彼を呼んで振り返ろうとすると





彼は私の首に唇を寄せて

触れるか触れないかの位置で止めていた。






私は驚いて

「ユンギ…?」



彼をもう一度呼ぶと





今度は彼は私の首筋にキスをした。









私はビックリして体を離したけど

彼は私の肩を掴んで、彼の方へ引き寄せた。







「ユンギ?どうしたの…?
…くすぐったいんだけど」




彼にそう訴えると
彼は不貞腐れたようにこう言った。








「なんか俺の方が何故か嫉妬してんだけど」




私は全然意味が分かんなくて



「え…何それ…」


そう言ったけど…





彼は私にお構い無しで
再び首筋に顔を埋めてきた。




私は耐えきれなくて身をよじっていたけど


彼はさらに
私の手を掴んで
彼の服の中に誘導してきた。




 
状況も何もかも理解できないけど
彼の固い腹筋にドキっとした。



さらに彼のはだけた上半身に
居ても立ってもいられなくなる…。






私は思わず

「無理だよ…」


そんな言葉をこぼした。