ユンギ視点
12月某日
俺はいつもと変わらず作業部屋に引き篭りずっと愛しい機材と向かいあっていた。
空腹と眠気でだんだんと集中できなくなってくる。
寝るか?
食うか?
しばらく考えていると、外から弟達と騒ぐあの人の声が聞こえてきた気がしたㅋ
なんで気がしたかって?
当たり前だが、この部屋が防音だからだㅋ
気がつけば、あの人が近くにいなくても傍にいると感じるときがあるㅋ
ここだけの話、あのヒョンは俺にとってそういう人ってことなんだろうㅋ
yg「あー、あの声聞いてると腹減った…やっぱなんか先に食うか…」
作業部屋の扉をあけると、ダイニングの方からジミン、グクと一緒に騒がしいあの人の声が響いてくる。
俺にとっては、あの人の声はどんな声も心地良い日常のBGMㅋ
ダイニングの扉をあける。
sk「ああ!お前らまたワザと俺の行手邪魔しただろ!」
jk「ヒョンが下手なだけだよㅋㅋㅋ」
jm「そうそうㅋ俺とグクがヒョンより上手いだけだからㅋㅋㅋ」
sk「うるさいいい!」
jm&jk「ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ」
また、お気に入りのレーシングゲームでアイツらにこてんぱんにやられてるらしいㅋ
sk「あれㅋユンギㅋ」
ダイニングに入った俺にソクジンが気がつき振り返る。
jk「やったあああ!」
sk「ああああああ!」
jm「ㅋㅋㅋㅋㅋㅋ」
ソクジンが俺に気を取られた間に、グクがこのレースを制したらしいㅋ
jk「ジニヒョンㅋ約束だから今日の夜ご飯奢ってよねㅋ」
なるほどㅋそういうことかㅋ
jm「グクやあ、今日はジニヒョンの代わりに僕が奢ってあげるからもう行くよㅋ」
jk「へ?…ああ…うん」
そう言って俺達にでも気を使ったのか?
ジミンはグクを連れて部屋から嬉しそうに意味深な笑みを浮かべて出て行った。
yg「またジミンのやつに借りができたなㅋ」
sk「…」
まだ悔しそうに、コントローラーを握りしめて立ち尽くしているソクジンが可愛いくて仕方ないㅋ
sk「ユンギい…」
ははㅋ悔しそうな表情(カオ)してるヒョンは昔も今も変わらず面白くて、またそれが俺には堪らないんだㅋ
yg「なんだ?」
sk「お腹空いた」
yg「ちょうど俺も腹減ったとこだㅋ」
俺は、まだゲームに負けた悔しさで立ち尽くしてるソクジンの元へ歩みよる。
yg「ソクジン、久しぶりに2人でなんか食べに行くか?」
俺からの誘いに嬉しそうに顔を上げて笑うこの人を俺は誰にも渡したくはない…。
sk「え?いいの?作業あるなら、何か作って部屋に持っていこうか?」
作業に入った俺が缶詰状態になると一人でいることを好むことをソクジンはよく知っている。
yg「じゃあ、今日はここで久しぶりにソクジンの作った料理でも食べようかなㅋ」
sk「わかったㅋ今、冷蔵庫にあるもので適当に何か作るね」
嬉しそうにキッチンへ向かう愛しい人。
yg「ありがとう…ソクジン」
俺は、ワザと俺だけに聞こえるようにキッチンへ向かうあの人へ向かって、そう呟いた。
sk「ユンギ?今、何か言った?」
そう言って振り返り笑うソクジンが愛しくて…。
yg「何もㅋ」
初めて出会った時から俺はこの人の温もりにどれだけ救われただろう…。
sk「僕も腹ぺこだから急いで何か作るから座って待っててㅋ」
yg「ああ」
ココはいつも温かい。
それは、俺だけが知る場所。
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ありがとうございました🍀
ハッピーエイプリルフール😄💖
寝落ちしなければ
この後
クサズxテソク編も持って来ます(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ
ではでは!