愛しの恋人#3
J M side
グガの思ってる恋人らしき事ってなんだろう。。?あ、デートに行きたいとかかなぁ。でも、遊ぶだけなら付き合う前からしてた事だし。
何なんだろう…??…もしかして
いや、聞いてみよう。
「グガは何がしたいの?」
すると、グガは席を立ってベッドのふちへと腰掛けて自分の膝を叩く。
「なんだぁ〜グガは甘えん坊さんだなぁ」
そう言って、僕は脚をまたいで、グガと向かい合わせになった。グガの腕が僕の腰に回される。僕は両手をグガの肩に置いて、グガをじっと見る。
本当に綺麗な顔してるなぁ
クリクリの目に、スッと通った鼻筋、薄い唇に、綺麗なフェイスライン。そんなグガの顔に見惚れていると、突然その顔が近づいてきて、唇と唇が触れた。
「っ!グガァ!」
僕はびっくりして目を見開く。
でも、いつものふざけたノリだと思い、すぐ笑顔になって誤魔化した。
「なにしてるんだよぉ〜」
でも、グガはなぜか笑顔にならない。ずっと真剣な顔をしている。
いつもだったら僕が照れて笑うと、グガは僕以上に笑うのに…
「ヒョン、ホントは分かってるんでしょ。僕が言う恋人らしきことの意味」
それって、
キスの…先でしょ?
ヒョンなんだからそれくらい…分かるよ
でも、
ジョングガを好きになりすぎている自分が怖くて
そんな自分を受け入れてくれるか怖くて
でも、もっとグガと先まで行きたくて
触れ合いたくて、
でも、ヒョンとしてリードできるか怖くて
…
避けてきたような楽しみにしていたような時が今くるんだ。
グガのキスはどんどん深くなっていって、グガの熱がひしひしと伝わってきた。
唇へのキスは初めてだというのに、そんなのお構いなしに勢いは増すばかり。
「っ…グガぁ…くる…しい」
息継ぎが出来なくて苦しい。グガの胸板をポンポン叩いた。だが、余計煽ってしまったらしく、いきなりキスをやめて、欲情的な目でこちらを見る。
「これからもっとすごくなるんだよ?」
「もうギブアップなの?」
リードされているヒョンとしての意地が出たのか、今度は自分からグガの唇を貪っていた。
「そうそう。上手。」
グガに褒められたのが嬉しくて、笑みがこぼれる。
それって僕のキスがいいってことでしょ。
「グガぁ、、だいすき、」
僕はそう言ってグガに思いっきり抱きついた。
キスを止めたくはなかったけど、
今はこっちのほうがいい。
「ジミニヒョン、僕もだよ。」
僕より大きな体でギュッと抱きしめ返される。
前は僕の方が大きかったのに、、
「…怖くない?」
そう聞かれて、少し戸惑った。
ようやく僕は首を横に振った。
「怖いけど、グガと一緒だから怖くない。」
「うん。優しくするから」
そう言う目に引き込まれそうだ。
僕はヒョイっと軽々しくベッドに押し倒された。
またキスが始まる。
やっぱりグガの熱は気持ちがいい。下から見るジョングガに興奮してしまう。
口から首筋へと降りてくる。
「っん!…」
その感覚に僕は身をよじらせる。
僕の服の下に手が入ってくる。
「んぁっ…」
「っちょっとまって!!」
「何ですか」
こんないい時に…というような顔で非難げにいうジョングガ。
「…グガが先に脱いで。」
恥ずかしさもあり、そう頼む。
「分かりましたよ。」
グガははやく先に進みたいらしく、すんなりOKしてくれた。
その伏せる目が僕をより興奮させる。
…というか、僕全然リード出来てないじゃないか…
Be continue