桐生は学校の卒業記念の日に
JLCが全員インタビューをしていて
桐生のころだと
みんながそういう教育をされていたようで
大声で元気にわめくだけなんだけど
桐生は落ち着いて、自分が普段持ってる言葉でしゃべってた。
普通の子の涼しげな感触があった。
こいつはものが違うな、と思った。
強烈に強制的なインプットを受けると、たいてい人は染まる。
ところが桐生はそうじゃなかった。
1、2年くらいたった時、ただのヤンキーで小汚くなってて
成績も上がってなくて
なんで学校に染まらなかったのに
いま周りに染まってしまうんだ、と思ってた。
それが少したって
ヤンキーじゃなくなって、成績も上がって
今の、落ち着いて自分で判断する桐生順平に近づいて行った。
桐生以降、強烈な印象がある選手はいない。