だけどね~、小さい頃の記憶と違って、
砂浜の奥行きが削れてしまっていて
すっごく半分ほどに小さくなってました。
海岸侵食の現実に心が痛くなった私。。
鹿児島に行くまでにね、
ものすごいミラクルに
遭遇しまして
何回思いだしても…ぞくぞく…
7月末のある日に、住吉大社に
1人でお参りに行ってた時のこと。
いつもの回り方で一通り回って、
境内の『島津御誕生石』の前に
ついたときです。
小さい子供(と、パパとママ)が
御誕生石の前にいてまして
その方たちが去ったら手を合わせようと
少し離れた所で待っていましたジーッ
すると私と同じ事を考えている様な
初老の紳士が、少し離れた所から
その子を眺めておられましたジーッ
そして、
なんとなく目が合う(笑)
そこに言葉はなく、お互い微笑んで
(お先にどうぞ)
(いえいえ、どうぞ)
みたいなジェスチャーで会話し
ではありがとうございますという感じで
手を合わせ終わりましたら、
その初老の紳士が話しかけてきました。
『ここ…。 ご存じです?』
『あっ、はい!』
島津の御誕生石についてコチラ!
※ご存じの方はスクロールしてね!
~*~*~*~*~*~*~*~
源頼朝の乳母の娘である丹後局は、
何かと頼朝と縁の深い方でした。
彼女はもともとは、後白河法皇の
側近であった方の妻で、夫の死後、
後白河法皇の寵愛を受けることになり
皇女も産んでいます!
その後は二条院(後白河法皇の息子)で
身分の高い使用人として過ごし、
『無双の歌人』といわれていました。
丹後局は頼朝と進物を贈りあったり、
病で倒れたときは頼朝が家臣を
2人だけ連れてお見舞いに来たり、
丹後局のために病気平癒の祈祷をし
治るときくと安堵されるなど、
そのような話が残っているようです。
そして頼朝の正室である北条政子が
頼家を懐妊した際は、丹後局は
着帯の儀式に仕え、また後の話では
丹後局の妹2人が頼家の乳母となり
何かと近しい方だったようです。
(乳母の子供が我が子の乳母になる)
丹後局が、同じく後白河法皇の
近くにいた歌人とこっそり密になり、
懐妊したときのこと。。
北条政子が、頼朝の子ではないかと
激しい嫉妬を持ち、『殺せ』と
家臣の畠山重忠に命じます (@_@)
重忠に命じられた本多次郎は、
鎌倉の由比ヶ浜にで丹後局を
殺すためうまく連れ出すも、
どうしても丹後局を殺せずに
逃がします。(自分も一緒に)
これも含め重忠の命か?
可愛い人だったんでしょうね。。
そして丹後局は大阪に辿り着きます。
住吉大社の境内で陣痛に襲われる
すでに臨月を迎えていた丹後局
暴風雨の中……
住吉の神に祈る本多次郎
松林の石にしがみつき出産が始まる。
住吉の稲荷神の使いがやってきて
その狐火により無事に男児誕生
その時の赤ちゃんこそ、島津の始祖
のちの島津忠久であります。
丹後局出産の知らせを聞いた頼朝は
本多次郎に褒美をつかわせ、男児に
『三郎』という名を与えました。
そしてこれも…由比ヶ浜であの時
逃がしてくれた重忠のお陰もあると、
一文字もらって『忠久』とつけ、
青年になったのち頼朝に薩摩と大隅の
2国をもらい、島津と名乗り、
『島津三郎忠久』となりました。
この御誕生石こそ島津の聖地と
あがめられ、そしてここの石を
御守りに持てば安産となると
いわれています。
~*~*~*~*~*~*~*~
…って、長くなりました
諸説ありです
※島津の御誕生石の説明 オワリ
住吉大社の島津の御誕生石について、
ここまでだけ知っていました。
しかし、この続きを知りませんでした
初老の紳士
『巫女さん?』
私
『いいえ~!若い時やってましたけど』
初老の紳士
『鹿児島の人?』
私
『(ギクッ。この紳士、すごい勘)
いいえ~。
私は大阪生まれ大阪育ちですが、
母が鹿児島の人なんです。
ちょうど来週久しぶりに鹿児島に
帰ることになってるんですよ』
初老の紳士
『へぇ~
鹿児島のどのあたりですか』
・・・など、色々と鹿児島話・島津話に
しばし花を咲かせていました。
後輩を駐車場で待たせているからと仰り、
足早に立ち去ったその紳士ピュー
ひとりになった私。
気になる話がひとつ
島津があるのは、住吉の稲荷神の
お陰ということで800年前に
鹿児島にこの神様を勧請しててね
ふぅ~ん。。。
住吉の稲荷神って、いつもご挨拶している
種貸社か楠珺社のお稲荷さんやんね
その神様が鹿児島にも。。。
鹿児島ってデカイから
もし移動時間が許せたら
是非ともお参りしたいなぁ
桜島の向こう側とかやったら無理や(笑)
今回の帰省は時間の余裕がないので
と、所在地を調べてみましたら、
なんと
なんと
なんと
母の実家から車で8分の
地域の総氏神だったのです
※母も母方祖母も神仏まったく興味なし
絶対に行きたいとこあるねん
そう言い、一緒にお参りいってきました
鹿児島県最古の
その名もズバリ
稲荷神社