"感情を感じる"ことを甘くみないでほしいです。

"感情"は私たちの中から、自然と生み出されるものです。

それなのに、出てきた感情にそっと蓋をして、
一生懸命意識をポジティブな方に向けたり、
行動で誤魔化したりして

幸せだと言い聞かせることは、
一時的な逃げに過ぎない。

ナリくんの言葉を借りると

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"そのままでいいっていうのは、逃げてるままでいいんだよって意味じゃなくて、「逃げなくても大丈夫なんだよ」という意味。"
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ここを取り違えがちな気がする。

湧いてきた感情を無視して、
望みにフォーカスすることは、逃げることと同じ。
幸せやんって言い聞かせることは逃げることと同じ。

"悲しいことには、
寂しいことには、
怖いことには、意識向けなくていいよ。
だから望みにだけフォーカスしていたらいいよ。"
っていうのは

悲しんでる私を、
寂しいと感じている私を、
怖いと感じている私を、否定することになる。


1日中、頭を使って
意識をコントロールすることで幸せを感じようとする。それは本当の幸せじゃない。
それって全然、幸せじゃない。


幸せは下から溢れてくるもので、
意図的に感じにいくものじゃない。

愛は下から溢れてくるもので、
意図的に感じにいくものじゃない。


孤独感を感じたのなら、
寂しいと感じたのなら、
悲しいと感じたのなら、
怖いと感じたのなら、

行動で誤魔化さず、思考で誤魔化さず、
その感情を受け止めてあげてみてほしい。

そっと、包み込んであげられるのは
自分しかいないからです。

そこにその感情がある、
ということがわかってあげられるのは、
自分だけだからです。


たとえば孤独感を感じたのなら

頭で、思考で、

え、私にはいっぱい友達もおるやん?
家族もいて、大好きなひとに囲まれて、
幸せやん!???
私全然孤独じゃないやん!

って、自分に言い聞かせても、
そんなことしても意味がない。
それはただの"現実逃避"でしかない。


時間が経てば、また、
その"孤独感"は姿を現し、追いかけてくる。

一時的には消えたとしても、
また違う現実で同じ感情を感じることになる。


幸せや、満足感、喜び、嬉しさ、
だけが大切な感情なんじゃない。

悲しみや、寂しさ、孤独感、恐れ。
そういう感情だって、大切な私たちの一部です。


大人になっていくにつれて
少しずつ少しずつ、
そういう感情をなかったことにしてしまうから
知らない間に身体に溜まっていってしまってる。


私自身も、ほんとうにたくさんの感情を
過去に置いてきてしまっていたから、

"感情を感じること"を始めてから
ほんとうにたくさんの感情を拾いにいきました。

当時感じたかった感情を、
今の私が感じてあげる作業を何度も何度もしました。


それって楽じゃないし、
正直しんどいときもある。

だけど、その先の愛に触れたら、
やめることはできないです。

誰かに委ねて癒してもらうのでもなく、
運命に身を任せるのでもなく、
自分自身で前に進んでいく。

どうか、
溢れてくる感情を大切にしてほしい。
なかったことにしないでほしい。
逃げないでほしい。

"感情を感じる"ことは
自分の全てを受け入れることです。
自分の何もかもを愛することです。


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Mao Kasamura

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