7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー
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これこそまさに人生を成功に導く本。
コヴィー先生に僕も心をもっていかれました。
全世界で1500万人以上が読んでいる名著。
名だたる有名人がこの本を讃えるところから始まる。

第一の習慣 『主体性を発揮する』
第二の習慣 『目的を持って始める』
第三の習慣 『重要事項を優先する』
第四の習慣 『win-winを考える』
第五の習慣 『理解してから理解される』
第六の習慣 『相乗効果を発揮する』
第七の習慣 『刃を研ぐ』

一見、巷に溢れる成功をうたう本と変わりないようにみえる。
しかしこの本が決定的に他の本と違う点を述べると

①膨大な文献、データから法則が導き出され、成功を理論として体系化している点
②わかりやすい具体例を多用している点

巷にあふれる成功本を否定するとか、そんなつもりはちょびっともない。
それぞれの成功者を成功に導いた鍵を書いていると思う。それはそれでいい。
でもこの本を読むと、他の本が読めなくなってしまうくらいの衝撃でした。

本当に皆様に読んでほしいので、最初のほうをちょっとだけ紹介すると、

●『夜と霧』でおなじみのビクターフランクルを例にとり、どんなに人間としての尊厳をけがされる真似をされようと、それに対してフランクルが反応する間には、彼の自由、すなわち反応を選択することができるという。

つまり気持ちの持ちようってことw えっそんなこと?なんて思わないでね。

このすごさは「出来事と私たちの反応の間にはスペースがある」という言葉のレトリックである。
ビクターくんの物語にそって理論が展開されるので、実際に読まなければ伝わらないのは残念である。
ただホントに人間は捉え方次第で人生が変わることを実証したっていうのがすごい感動:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

●ミッションステートメントをもて。(つまり個人的な憲法をもて)
国家でいう憲法、会社でいう企業理念みたいなものを個人でも持てやいとのこと。
また集団ではどのようにして共有の理念を作っていくかも述べているので大変勉強になる。
ここでせっかくなのでベンジャミン・フランクリン のミッションステートメントを紹介すると、

フランクリンの十三徳

  1. 節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
  2. 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
  3. 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
  4. 決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
  5. 節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
  6. 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
  7. 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出ですこともまた然るべし。
  8. 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
  9. 中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
  10. 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
  11. 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
  12. 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これに耽(ふけ)りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
  13. 謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


彼のすんごぉいところはこの13か条を手帳など見えるところに記し、毎日13か条をちゃんとこなせたかをチェックしていたところ。常に頭の中に、心の中にこれらを秘め、生活していた。それもかなり若いころから。そしたら政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者、

印刷業で成功しちゃったんです。一人の人間のやれることって限られていて、そんなん何もできないやんっていうしょうもうない考えを見事に打ち砕く生き方をしたんです。

言葉足らずですが、どれだけ個人の憲法を持つことが大事かだけでもわかってくれたと思います。これは最初の2つの習慣に関連してるところです。実際にはものすごいボリュームがあります。おつむが悪いから要点をまとめられないってのもありますが、あらゆる成功に通じる原則を481頁にまとめているので、そっから僕が要約するのはおそれおおくてできませんw


ただ恥ずかしながら…僕も自分なりにミッションステートメントを書いてみました。これから日々アップグレードしていきたいと思います。恥ずかしすぎますが、そんなことをサラっといえちゃうのが僕らしさなので、構わずぶっこんでいきます。

①私が望む自分は、他者と比較して幸福を得る者でなく、自己が日々小さな前進をすること、周りの人々が幸せでいることによって幸福を得る者である。そのために影響の輪の中にあるものに対しては努力を惜しまず、自分を厳しく律するものとする。
②私が望む家族に対しての自分は、日々感謝のこころと愛をもって彼らに接する者である。両親の誇りとなれるよう、弟の模範となれるように努めるものとする。
③私が望む友人に対しての自分は、彼らを常に理解しようと努め、無条件に愛する者である。自己の時間、労力、お金を惜しまず、彼らが幸せになれるよう努めるものとする。
④私が望む社会(自分が属するコミュニティー、自然環境、面識のない人々など)に対して自分は、自己の良心に従い、誠実に行動する者である。これまで自分が与えられてきたもの全てを社会に還元していけるよう努めるものとする。


まずはここから始めていきます。ベンジャミンフランクリンになんか負けないし( ・д・)/--=≡(((卍
この一瞬、一瞬を僕たちは選択している。その小さな選択を大事にしていきたいです。
7つの習慣毎日持ち歩いて、どんどん自己を高めていきます。そいではぁー。