FXの場合、キャピタルゲインだけが利益ではありません。
スワップによるインカムゲインも魅力があります。
日本は世界を代表する低金利国家。逆に言うと、円を売って
他の国の通貨を買うと、その金利差が、毎日もらえるのです。
これがスワップです。
FXの場合、レバレッジが効くことにより、
証拠金の数倍から数百倍の投資をしているわけです。
そして金利は証拠金ではなく売買代金に対してつくわけで、
金利差にレバレッジの倍率を掛け合わせた
分のスワップがいただけます。
これに着目してFXをしている人も多いのです。
相場が安定している時期であれば、
多少の売買差損があってもスワップで十分埋められるため、
数年前までの、FX安定投資の王道であるように言われてきました。
しかし、2008年秋のリーマンショック以降の急激な
円高で大損害をこうむった人も多いそうですね。
レバレッジを高倍率にしてた場合、急激な円高による
評価損が想定を超えていたことが原因ですが、さらに、
スワップ益があるため、ロスカットが後手に回ったのも要因のひとつです。
ですから、スワップ狙いの場合は、レバレッジを低めに抑えることが重要。
一般的には、「レバレッジ3~4倍なら安全」との説があるようですが、
これは正しくありません。スワップ狙いでも「FXでは、安全はない」と考えるべきです。
特に、昨今の不景気の状況では、各国は景気刺激のために、
金利を低めに誘導してきています。そして、金利が下がった国の通貨は下落するものです。
つまり、「為替差損の上に、期待通りの金利を受け取れない」
というダブルパンチになることも想定されるわけです。
また、不景気が長期化すると、デフォルト(債務不履行)
という事態も起こりうるということ。デフォルトを宣言した
国の通貨は暴落します。
デフォルトは、高金利の国で発生しやすいわけですから、
スワップ派が取引をしている国かもれませんし、そのときの為替差損は、
安全だと思われたレバレッジ3~4倍派にも大きな打撃を与えます。
スワップ狙いの有効性は高いと思いますが、レバレッジのあり方、
国の選び方、ロスカット等について、明確なルールを持つことが重要だと思います。
