白乾児家の悲劇  ⑥第五の悲劇 その弐 娘の激痛 | btf20102のブログ

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娘の心配をしながらタイへ行きました。

 

タイ旅行の記事は今年の初めアップしたので割愛します。

 

娘の言葉に甘えてタイを満喫して帰国しました。

 

福岡空港へ着いてすぐ娘に電話しました。

 

白乾児『今、帰って来たばってんあれからどげんなったとか?(あれからどうなりましたか?)検査は

したとか?』

 

娘『検査はしたけど結果はまだ出とらん。アカㇻシアなら手術をせんといかんじゃろう。』

 

 

それから一週間ほどして娘から電話がありました。

 

娘『やっぱりアカㇻシアと診断されました。それもかなり進んでいるのでこのままでは食べたものが

胃に届かなくなる恐れがあるそうです。今の状態では手術するのが一番だとの事です。「アカㇻシア

は原因不明の病気で今の所は根治する治療方法がない。手術も対処療法だが手術すれば食べた

物の通りが良くなって症状は改善する。」と言われました。』

 

白乾児『どうせ手術するなら早かほうがよか。』

 

娘『手術するにしても、まだいろいろ検査をして手術方法を決めるのでしばらく時間がかかりそう。』

 

アカㇻシア症候群とは私も初めて聞きました。

 

娘の場合それが食道に起きたので食道アカㇻシアです。

 

なんだか石原裕次郎の歌のような病名です。

 

アカㇻシアとは最近名前が付いた新しい病名で、いままで逆流性食道炎とか胃炎とかで処理されて

いた病気だそうです。

 

事実、娘も近くの病院で逆流性食道炎と診断され長い事通院していたのですが、たまたまその院長

が留守の時、他の病院から来ていた医者が代診してくれて

 

代診の医者『これは逆流性食道炎ではなく食道アカㇻシアの疑いがあります。この病気は最近研究を

始めだばかりの病気で症例も専門医も多くありません。私の知り合いにこの病気の専門医者がいるの

で紹介しましょう。そこで詳しく検査してもらった方がいいですよ。ひどくなれば食事が喉を通らなくなり

ます。逆流性食道炎とアカㇻシアは全く逆の病気です。』

 

と言われたそうです。

 

考えて見ればこの時代診の医者にかかっていなかったら、今でも逆流性食道炎の治療を続けていた

かも知れません。

 

この偶然も神仏のご加護でしょう。

 

 

その後娘はいろいろな検査をして結局3月の下旬に手術をしました。

 

手術までの手順は私の時と同じなので今更書く必要はありませんが、手術の内容は口を開けたまま

に固定して、口から内視鏡を入れて胃壁に穴を開け胃壁の間の筋肉を切断する手術だそうです。

 

その筋肉は食道から胃に入る噴門を開け閉めする筋肉で、それが何かの原因で閉じたまま開きにくく

なっているのだそうです。

 

胃壁の中の筋肉を切断するので3~4日間は激痛がするそうで、あまり痛みがひどい時は3日ほど

睡眠薬で眠らせたままにしておくと説明がありました。

 

全く世の中にはいろんな病気があるものです。

 

手術は3時間ほどかかると言われましたが、2時間半ほどで娘が手術室から出て来ました。

 

その後医者の説明です。

 

主治医は女医さんで執刀医は男の医者でした。

 

執刀医『手術は無事成功しました。手術カ所と方法はかくかくしかじかです。筋肉を切断しているので

今後、噴門が開いたままになります。だから逆流性食道炎になる可能性がありますが、それは今後の

検査でチェックして治療します。それさえ気を付ければ後は心配要りません。』

 

どうやら今度も事なきを得ました。

 

病室に帰ると麻酔が切れたのが、日頃は我慢強い娘が『ウンウン』唸っています。

 

とても痛そうです。

 

女房は心配して娘の手を握って『痛いね。痛いね。』と言っています。

 

可愛そうですが、これは病気を治すための戦いです。

 

白乾児『生身を切ったつじゃんけん、痛かつは当たり前。悪くなる痛みは我慢出来んばってん、良く

なるための痛みと思えば、我慢出来んことはなかろうが。痛かとは気のせいと思って我慢せろ。』

 

そう言って元気づけましたが、やはり子供が痛がる姿を見るのは、自分が痛い時よりも堪りません。

 

医者の言う通りこの痛みが3日3晩続いたそうで、毎日見舞いに行く度に痩せていました。

 

しかし、それもある時を境に急に痛みがとれて楽になったそうです。

 

その後日に日に回復して10日ほどで退院しました。

 

娘の退院後、もうこれで災難は終わりだろうと思っていましたが、さらに第六の悲劇が待ってい

ました。

 

もっともそれはごく小さなプチ悲劇だったのですが。

 

その話はまた明日。