インドネシア編⑧ 財閥とは その壱 リムジン | btf20102のブログ

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N社の駐在員の方と、ホテルのレストランで今日の仕事の打ち合わせをしました。


打ち合わせが終わってしばらくして、今日訪問する会社から、迎えの車が来ました。


訪問する会社は、インドネシアの財閥の一つである【サリムグループ】の子会社の【サリム・セレスタ】と言う会社です。


駐在員の方の話によると、


【サリムグループ】と言うのは【スドノ・サリム】と言う華僑の人が、一代で築き上げた財閥です。


傘下に四百五十もの子会社を持ち、従業員数二十八万人という、気が遠くなるような巨大財閥です。(当時の話しです。)


前述したように、今日訪問する【サリム・セレスタ】は、その財閥のグループ会社の一つです。



しかも、恐れ多い事に、今日はサリム・セレスタの御曹司みずから、私達を迎えに来てくれました。


もちろん、運転手付きです。


ホテルの前に、今まで見た事がないような長い車体の車が、私達を待っていました。


見るからに運転しにくそうな車です。


この車が、あの有名なストレッチ・リムジンでしょうか。


黒塗りの車は、顔が写るほど綺麗に拭き上げられています。


ロールスロイスかベンツか、車音痴の私には分かりませんが、きっととんでもない高級車でしょう。



運転手のオジサンがドアを開けてくれました。


オジサンは『慣れない高級車にド胆を抜かれて、オドオドしないでさっさと乗りなさい。』とでも、思っているのでしょう。


私『よーと掃除してあるけん、靴ば脱いで乗らにゃんじゃろか?(よく掃除をしてあるから、靴を脱いで乗らなければならないでしょうか?)』


そう言いながら、少々ビビって車に乗り込みました。


私『こげん胴体の長か車は、運転のしにっかろの。(こんなに車体が長い車は、運転しにくいでしょうね。)』


Rさん『免許は大型免許じゃろか?大型特殊かも知れんの。 (免許は大型免許でしょうか?大型特殊かも知れませんね。)』


私『子会社の社長の御曹司の車が、こげん長か車なら、本社の社長の車は、どげん長か車やかの?(子会社の社長の御曹司の車が、こんなに長い車なら、本社の社長の車は、どんなに長い車でしょうかね?)』


Rさん『絶対40フィートコンテナ車ぐらい、長かばい。(絶対40フィートコンテナ車しらい長いですよ。)』


二人で、こんな馬鹿を言いあっているうちに、車はサリム・セレスタの門の前に着きました。


門には大きな鉄扉が付いていて、その横に守衛室があり、守衛のオジサンが監視をしています。


運転手のオジサンが合図をすると、大きな鉄扉が開きました。



車が門の中に入りました。


車の窓から眺めると、そこは広場になっていて、はるか遠くに建物がみえます。


あれが会社の建物でしょう。


建物までの道の両側は、まるで公園のようです。


花壇には色とりどりの花が咲いてます。


広場一面によく手入れされた芝生が生えています。


大きな樹があちこちに聳えていて、暑い南国の陽を遮るように、涼しそうな日陰を作っています。


車は、その中の道を通り、奥の建物の前で停まりました。


やっと、会社に到達したと言う感じです。


会社と言っても、日本の会社のように四角四面の無機質な建物ではありません。


まるでどこかの美術館のような建物です。


田舎者の私達には、入るのがためらわれるように立派な建物でした。



続く