Gちゃんの話④ だまっとかんの(だまっていなさい) | btf20102のブログ

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Gちゃんダイブ事件の翌日の事です。


この旅行では、私は娘たちとはべつのホテルに泊まっていました。


娘の友達は初めてタイ旅行をするのです。


そんな人達を、いつも私が泊まる安ホテルに泊めるわけにはいきません。


だから、プイさんに少しいいホテル手配してもらいました。


プイさんが手配してくれたホテルはロイヤルランナホテルです。


ナイトバザールのど真ん中にあるホテルなので、何かと便利です。


みんな大変喜んでいました。


私はいつものターペーパレスホテルです。


ロイヤルランナホテルから、徒歩で十分ほどのところにある小さな安ホテルです。


このホテルは、安くて、スタッフのみんなが親切なので、いつも利用しています。



晩飯を食べに、娘達を、チェンマイ門のタラート(市場)の屋台村に連れて行きました。


そこには沢山の屋台が軒を連ねています。


タラートとはタイ語で市場の意味ですが、そこは昼間は市場になり、夜になると沢山のテーブルや椅子が並びます。


屋台村で買った食べ物をそこで食べられるようになっているのです。


娘たちはいろんなタイの珍しい食べ物を買って来て、みんなでワイワイ言いながら食べています。



さて、タイの屋台料理も満喫しました。


これから私は娘達と別行動です。


私には、まだこれから、シンハービールが待っています。


しばらくナイトバザール付近を飲み歩いました。


すると、さっき別れた娘達が向こうから歩いて来ました。


そして、娘が私を見つけて近寄って来ました。


娘『お父さん、Gちゃんが手織りの布が欲しいと言うので、ナイトバザールで探したら、少数民族の人達の店に、Gちゃんが気に入った布があったの。四百五十バーツと言うので、交渉して、四百バーツまで安くしてもらったけど、それでいいかな?』


私『何枚で四百バーツになったつか?(何枚で四百バーツになったのですか?)』


娘『もちろん、一枚で。』


私『それで、手ば打ったつか?(それで手を打ちましたか?)』


娘『まだ。店の人には、「考えます。又、来ますから」と、言って来た。』


そういう事ならまかせなさい。


こんな観光客相手の露店では、値切り交渉も旅の楽しみの一つです。


もちろん、地元の人達が行くような、値段が表示してある市場では、値切るような事はしません。


日本では昔から、『半値、八掛け、五割引き』と言われています。


その伝で言うと、一枚四百五十バーツの布は、一枚九十バーツの値段が妥当と言う事になります。


もちろん、これはあくまでも目安です。


あとは、値切る時の呼吸と気合です。


この値段より高い時もあるし、もっと安く買える時もあります。


私は買い物には全く興味がありません。


しかし、この値切る時の会話と呼吸が大好きです。


値切る事で店の人と会話ができます。


会話する事によって相手の記憶に残ります。


そうすれば、次に来た時も覚えていてくれます。


こうしい、いろんな市場に友達が出来ます。


まさに値切りの友達連鎖です。



娘たちとその店に行きました。


店の前では、少数民族の衣装を着た二人のおねえさんが、こちらを見て、笑いながら手を振っています。


早速、おねえさん達と交渉開始です。


もちろんお互い言葉は通じません。


でも、少しのタイ語の単語・筑後弁・それぞれの訛りのある英語の単語・身振り手振り・それに計算機があれは、値引き交渉に支障はありません。


楽しくなってきました。


値切り交渉は、すでに娘たちが交渉していた、一枚四百バーツから始まります。


交渉が進むにつれて、一枚三百五十バーツ・一枚三百バーツと、だんだん値段が下がって行きます。


その時、Gちゃんが『これも欲しい。』と言って、別の柄の布を持って来ました。


これから『二枚でいくら?』の交渉に変更です。


交渉を重ねるうちに、ついに、二枚で二百バーツになりました。


二枚で二百バーツと言う事は一枚百バーツです。


値切りの第一目標の一枚九十バーツまであと一息です。


私は、本当の値切りはそれから始まると考えています。


これからが気合の入れどころです。


しかし、その時、交渉決裂を心配したGちゃんが、耐えきれずに『二枚で二百バーツでOKです』と言って、財布から百バーツ札を二枚出しました。


あと一息という時に、Gちゃんは何と言う事を言うのでしょうか!


私の意気込みに水を差すような事をされては困ります。


私は思わず『あんたは、だまっとかんの!買うとはあんたやろばってん、こぎりょっとは、俺やんけん。(あなたは黙っていなさい。買うのはあなたでしょうが、値切っているのは私だから)』と、大声で言いました。


こうなると、店のおねえさんは、もう私の方を見て話してくれません。


Gちゃんとばかり話しています。


これで勝負はつきました。


私の完敗です。


でも、十分楽しませてもらいました。


こんなジジィ相手に、嫌な顔をせずに、最後まで付き合ってくれたお礼に、おねえさん達に百バーツづつチップをあげました。


おねえさん達は大喜びです。


別れ際に『シー・ユー・アゲイン』と言って手を振ってくれました。


Gちゃんの場内乱入で、値切り交渉には負けましたが、Gちゃんは好きな布を買えて嬉しそうだし、店のおねえさん達は喜んでくれたし、これで良しとしましょう。