林官房長官「自衛隊は米軍の指揮下に入らず」ホントか? | ウッドデッキDIY☆MCヨッチャンのBlogⅡ

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究極のDIYって多分、人生を送る事!

MCヨッチャンです。

私個人的には近代の内閣官房長官の中で

一番まともだなと思う林さんです。

今から遡る事3代前までの官房長官って

酷かったもんな。

4代前は野田政権時代なので良しとして。

皆さん覚えてる?

今から三代前の官房長官ってコロナが

流行った時、

「国民は生活に困ったら生活保護という

 制度が有る」

って言ったんですよ。

酷いよね。

で、

今回林さん、

この度の日米首脳会談において日米の

自衛隊と米軍それぞれの指揮統制の

連携強化の合意に関して

「自衛隊は米軍の指揮下に入らず」

と仰った。

自衛隊と米軍はそれぞれ独立した指揮系統

を持っているので自衛隊は憲法や国内法に

従って独立して活動すると言う訳だ。

なるほど。。。

1950年に「警察予備隊」が編成されて

これは言ってみれば日本駐留の米軍が

朝鮮戦争で出払っている間、

米軍基地を守らせるために作られた

簡易軍隊のようなもので事実上は

アメリカの完全指揮下でしたよね。

しかしいつまでもそれではイカン!

となって1952年の安保庁法によって

「保安隊」となって再編成されました。

これで名目上は日本の安保隊と

なったのですね。

そして1954年、「安保隊」

は「自衛隊」となったわけですが、

実は自衛隊発足当時から有事の際の

指揮権は日米どちらに在するのか

と言う事は議論されていて

時の内閣総理大臣吉田さんと米軍司令官

クラークさんとの密約(?)で

有事の際の指揮命令権は米軍が持つと

約束したんですよね。

密約だからもちろん日本国内には内緒。

でも密約だろうが何だろうが

米軍司令官と日本の総理が口約束したん

だから米軍にしてみりゃ正式な約束だよね。

そのクラークさんって朝鮮戦争を休戦に

持ち込んだやり手さんですからね。

流石ですよ。

で、

後に、

1978年に本件に関するガイドラインが

作られ表向きは林さんの仰る通りと言う事に

なっている訳だ。

しかし当時の統合幕僚長の栗栖さんの

爆弾発言によって当時の福田総理が

有事法制と民間防衛などの防衛論を

研究しろと指示を出す事により

それまではタブーとなってた日本国防論が

公に出来るようになったとさ。

しかしこの時点でも日米安保や地位協定の

関係で米軍は日本の何処にでも軍を

展開出来るし基地も特別な理由がない限り

日本側が提供しなければならないと言う

決め事はそのまんまですよね。

ちなみに「横田空域」ってご存じでしょうか。

上の図で示しているように1都8県に跨る

空域は米軍の管理下に置かれています。

日本の領空なのに日本の飛行機はこの空域を

勝手に飛べないって訳です。

2020年頃から多少緩和されましたがね。

と言う事はアメリカ軍や兵隊さん、

勿論政治家もこの空域を使用すれば自由に

日本に出入り出来ますよね?

先ほど日本の飛行機はこの空域を勝手に

飛べないと言いましたがそれはこの空域の

管制権を米軍が持っているって事です。

これは1952年のサンフランシスコ講和

条約発足後、まだ経済的にも人員的にも

立ち行かない日本の領空管制を米軍が

受け持ったことから始まったのですが

1975年日米合同委員会で日本は横田空域の

管制権の返還を求めたけど米軍に断られた為、

未だに米軍の管理下に置かれています。

この他に中国四国地方の「岩国空域」なんて

ものも有りますし2010年までは沖縄の

「嘉手納空域」も有りました。

で、

何が言いたいかと言いますとね、

自国の空を他国(米軍)が管理している

状況でね、自衛隊と米軍はそれぞれの

指揮系統によると言っても結局は米軍の

邪魔になるような事は出来ない訳ですよね。

そうなると圧倒的に軍事力に勝る米軍の

指揮下に入らざるを得ないでしょ?

あの日米半導体協定の時も

日本は強く反対したけれども

結局は

「もしも有事の時、米軍が守らなかったら

 日本はどうしようもないだろ?

 だったら言う事を聞きなさいよ」

ってな事で押し切られた訳ですよ。

その結果、今では日本は外国から半導体の

作り方を教わるような国になっちゃったよね。

それまでは世界の半分以上の半導体が

日本製だったんですよ。

その他、過去の日本の政策や法律の

大転換の時には米軍の「年次要求」に

従ってやってきたと言う事もありますよね。

ここで一つ重要なのは

日本のそういった防衛とか方向性の大転換の

要求はアメリカ政府ではなく米軍のトップと

官僚達が要求して来るって事です。

そして日本側も官僚が主にその相手をする。

しかも先ほどの「密約」に関しては時の総理と

時の官僚しか知らない。

なのでその後の総理なんてそんな事

知らないって言う訳ですよ。

そうそう、吉田茂さんの孫が麻生太郎さんですよ。

それがどうした?

戻して、

要するにアメリカの政治家は日本の政治家

とは政治の話しかしない。

そしてそれもアメリカの言いなりに

しかならない。

だから日本の政治家って選挙とお金の事しか

やらないし他に勝手にやれないんですよ。

そんなんだから国民も投票にさえ行かない。

戻って、

なんで日本はアメリカの言いなりになる?

何故って?

それは今までもそうだったように

米軍が強いから。

最後には

「日本守るのは誰ですかぁ~?」

って言われてお仕舞。

それこそが国力の差です。

話し合いが大事?

正解。

交流が大事?

正解。

しかし肝心なのは

軍事力なんです。

で、

今の自衛隊は一生懸命大きくなろうとしてる。

軍事費(防衛予算)も大きくしようとしてる。

船も作ってる。

国産の戦闘機も考えてる。

それは要するに

「本当の独立国家」になりたいからですよね。

プーチンさんは言いました。

「日本は独立国家なんかじゃない」って。

ある意味それは当たっている。

外国の軍が国内の何処にでも基地を

作る事が出来て、

空の管理も外国軍がやっていて、

駐留米軍の関係者は事実上米軍管理の

空域を利用すれば出入り自由なんだから

そんなもん独立国家じゃないよね?

で、

防衛費倍増!

と言うけれど

円の価値は一時期の半分となった今。

倍にしても内容は変わらない。

今までと変わらないレベルで行きたいから

半分となった円で言えば額を2倍にするって

事ですよ。

ね?

だから林さん、

自衛隊の指揮権は独立しているって、

それホント?

自衛隊丸ごと米軍の指揮下に入って、

その上で自衛隊の内部の指揮は

自衛隊がやるっていう事なんじゃないの?

逆に私はそうあって欲しいと思う。

戦後の日本は明治維新の頃の真相、

そしてそれ以降の歴史、

更に戦後教育の内容や方向性、

そして価値観までもアメリカに先導されて

変わってしまった。

幾万の兵とその家族、

そして国家の命運を一身に背負い

ハワイ真珠湾攻撃作戦に参加した強者たちは

その数年後には殆どが昇華された。

然してまたその数年後、

日本は2発の原子爆弾を投下し

沖縄では幼い子までも含む十数万人の

国民を殺した米国のハワイに恋焦がれて

「思い出のハワイ航路」

なんていう歌を日本国民は謳歌した。

言ってみればここまで完全に「国」を

変えられてしまった日本です。

ならばもう運命を共にするしか道は無いだろう。

だとするならばアメリカの従属国と言われようが

アメリカの隷属国と言われようが今の立ち位置を

堅持する事が今の日本にとって一番(?)

まともな生きる道だと思います。

今回の岸田さん訪米の本当の目的は

日本がこれから本当の意味での

「独立した属国」

としてその道を明確にする為のもの

だったのではないだろうか。

なので私は自衛隊はアメリカの完全指揮下に

入って世界最強の軍事同盟とする事で

他国から攻められる事は無い、

侵略される事も無い国となる事が

望ましいだろうと思います。

とにかく二度とこの国の国民が、

国土が他国の汚い手で侵されることが無い

ように守る事こそが

この国の未来を信じて闘い、

散っていった先人たちの想いに報いる

唯一の道だと。

そう思うヨッチャンです。

あのパレスチナやウクライナの

幼き子供たちが親を亡くし、

家族を亡くし、

住む家も土地も友達も失って路頭に迷う

姿を見る度に悲しく思います。

人類は392年、ローマ帝国テオドシウス皇帝が

アタナシウス派キリスト教を国教とする事で

戒律宗教が国の政治を左右するという

歴史を作った訳です。

神は人に宗教を与えたたもうたわけだ。

しかしそれによりその後、世界は争いを

絶えず行わなければならない状況になった。

では神は本当にそのような事を望んだのか?

それは違うだろう?

では何故だ?

選民思想、唯物思想、唯心思想もある。

しかし日本人の持つ神道。

一時期の誤った政府や軍部による

神道の悪利用も有ったけれど

日本人の心の中にある神道には

戒律は無い。

戒律を持たない「宗教心」が

実は日本人の普遍性を持つ価値観なのだと

私は思う。

戒律も無く、しかし普遍性を持つこの

道徳的融和にして多様性を認める

価値観こそが日本人の日本人らしい

ところではないかと思う。

そう思うと日本が戦後の対アメリカ思考を

変える事ができた事も頷ける訳だ。

そして混とんとしてきた世界情勢の中で、

最も求められている価値観こそが

この我々日本人が持つ無戒律宗教観

ではないだろうか。

赤ちゃんが生まれたら神社に行き、

葬式や法事はお寺に頼み、

ハロウィーンもやりますし

結婚式は教会で、という訳の分からない

宗教観を持つ日本人の許容力こそが

世界の道しるべとなる筈だ。

その為にも今は、

先ず以て日本は強くなければならず。

今回の岸田さんの訪米はその切っ掛けと

なってくれたら嬉しい限りです