オヒサシブリデス、マキノデス。
ここ一年、優秀?なメカのおかげでさっぱり作業なんかやらせてもらえない。
そこに来てオンラインショップやSNSの方もスタッフ増員で仕事とられてしまい、
もうワタシの仕事といえばブログ書くくらいなのでしょうか、前厄の牧野です。
やっぱり作業してるのが楽しいので、夜中にコソコソと手を出しちゃうわけです。
レーサー手直しして欲しい!って案件の中の一部抜粋で、燃料ポンプのお話です。
すでにある程度完成してる車両の仕上げを投げられたわけですが、問題の一つにレーサーであるが故、ジェネレーターを外して
レスポンスアップを狙って作ったものの、当然充電しないからバッテリー電圧が低下してくると走行不能。
走る前にその都度満充電のバッテリーを取り付けて走るのですが、電圧低下してくると調子が悪くなる。
ギリギリワンレースって感じで、モタモタしてるとレース中に不調になるという、超絶賭けな危うい仕様です。
ワンレース持たない可能性があるってダメだろ笑
って事でまずは配線の整理。
必要なハーネスは残してあとは間引きます。
レースハーネス作ると大体半分くらいになります。
間引いたからと言ってスッキリするくらいで何も変わらないんですけどね。
で、問題はどうやってバッテリーを延命させるかがポイント。
レーサーなので当然ライト類はついてないという前提で、電圧降下してくると真っ先に影響受けるのは燃料ポンプ。
とりわけポンプはモーターなので電気も食うし、電圧降下の影響受けるとガッツリ燃調変わってくるし。
自分で使っておいて、自分が最初に不調になるっていう、世話の焼けるヤツなんです。
特にシグナスX2型、3型系はレーサー云々は置いといて、普通によく壊れるし。
ある時、そーいえば4型以降後発のポンプが壊れる話めっきり聞かないなと思ったんです。
何が違うん?って比べてみたら、4型以降ってモーターがブラシレスになったみたい。
で、結果コンディションも安定してるし消費電力低いらしい。
これ、使わない手はないよねって事で使いたいところですが、形状が違いすぎてそのままでは使えません。
って事で実はずいぶん前から2型/3型に後発のポンプをコンバートするアダプタ売ってるんです。
で、つけました。
カプラ形状の違いから配線加工とステップボードのカウルが一部当たるので加工が必要になるものの、
そんなに難しくなく取り付け可能です。
この車両に関してはこれ以外にも色々やったので全部がコレの効果とは言いませんが、
実走行してのレビューとしては、かなり走行時間が延長されたとの事。
今までは走ってる最中にどんどん電圧降下していくのがメーターでわかったそうですが、
かなり緩和された様子。
aracerで燃調セッティングを担当してるスタッフも、電圧降下してくると明らかに燃調が変わってくる今までと違って
素直にセットしやすいという事で、トータルで1レース安定して走れる結果となりました。
注意すべきはそのまま車体に取り付けると、フューエルセンダの抵抗値が3型系と違うので、燃料メーターの残がおかしくなります。
キットには抵抗も付属してるので、商品ページのように抵抗を噛ませてもらえれば普通に動作します。
レーサーにつける場合で燃料メーター使わない人は無視で、モーターの電源+-だけでオッケー。
メーターが4型だったら抵抗要らず、そのまま配線してもらえれば普通に動きます。
(本来は3型に4型メーター付けた時に燃料残がおかしいのどうしよ?って事で用意してたのはナイショ)
例えば3型や2型に4型の武川メーターつけてる人多いのですが、燃料メーターおかしいんです!って方、このパーツが超便利です。
実は数年前からこっそり売ってるのですが、知らなかった!って人、
ポンプの安定動作は燃調が素直になりますし、この機会にいかがでしょーか?
久々の牧野でした。
また気が向いたら何か書きます✋
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