ご縁をありがとうございます。
福井で人材育成の講師をしております。
藤田由美子です。
オリンピックのメダルラッシュに沸く日本。
いろんな刺激をいただきますね~
そういえば、先週はバレンタインデーでしたね(笑)
そういえば…というのは
雪に圧倒されてまったくもって季節行事?(笑)を忘れていたので・・・・・。
そこでチョコレートの図解を使って大雪シリーズ
「有事のリーダーシップはトップダウンの行動から」
と題してお話したいと思います。
まずは、状況説明から。
上記チョコレートの写真は我が集合住宅の駐車場を模したものです。
お皿全体が駐車場の敷地です。
最上段左の3台は道路に面しているため日頃から出入りはとてもスムーズです。
私はその3台のうちの真ん中に停めています。
ですからスムーズ組です。
でも、集合住宅の玄関はチョコレート下段の方向なので
雨の日は自分の車にたどり着くまでには傘が必須です。
しかし今回の大雪において
雪かき、除雪するには道路に面している上段スムーズ組は
非常に恵まれていました。
なぜって道を挟んだ川に雪を押しやることができたからです。
雪かきの大変さは、やり場がなくなると
雪の上に雪を積み上げねばならぬところにあります。
重たい雪を背丈ほどに積み上げるなんて、かなりの重労働です。
それをせず、川に流せばよいという私は本当に助かりました。
ところが、皆さんお気づきかと思いますが
中段、下段の方はというと赤字の出入り口というところまで
雪を運んでいかねば川にたどり着かないのです。
途方もない距離を行ったり来たりせねばならないのです。
最初はどの車もこまめに雪かきをしていたものの
全く降りやまず、雪を運んでも運んでも追いつかなくなりました。
自然の力はものすごいです。
今回、あっという間にその駐車場は
スクエアの白いデコレーションケーキの苺トッピング前
のような状態になりました。
車がすっぽりすべて埋まったということです。
私はお気の毒だなぁと思いながらもどうすることもできずにいました。
でも、そんなときに雪国魂?を見せてくださったのは
中段の左端と真ん中に停めていらっしゃるアクティブシニアの紳士お二人です。
「どうにもならないけど、どうにかする!!」っていうのは
こういうことかと思いました。
お二人で3日間、一日、10時間から12時間、雪かきに精を出されました。
すると中段、下段組の誰もがあきらめきっていたその光景がどんどん変わっていくのです。
まずは出入り口付近からどんどん雪山を崩していきます。
つまりは中段左奥に停めてあるご自身の車とは
全く関係のないところからコツコツと雪かきを始めるのです。
雪かきをしたことがない方は想像してみてください。
幼いころ海辺の砂浜で、砂山を作り、トンネルを掘ったことはないですか?
あの、感じに似ています。
トンネルではないですが、端から少しずつ掘り進めるということです。
無謀だなっとも思っていたのですが
少しずつ少しずつ通路ができていくのです。
ベランダからみていると雪の迷路ができあがっていくようでした。
実は、私はそのアクティブシニアの紳士とは数日前に
「少しずつ、お金出し合って除雪車に入ってもらったらどうか」と
話たりもしていました。
でも、花壇があったり、車同士の間隔の幅が狭かったりして難しい。
何より、住人全員の話を取りまとめるのも難しい。
普段、交流がない人といきなり「初めましてお金の話」って
困難を極めるなあと・・・・。
だったら頼れるのは自分ということなのでしょう。
アクティブシニアコンビが体で、行動で示したのです。
するとシニア以外の中段組、下段組も
道ができたところに近い方から少しずつ雪かきに参加するようになられました。
あきらめても、当然という雪量でしたが
シニアが道を作ると、やはり動かずにはいられなかったと思います。
「あー、こういう方が住んでいらしたんだ」と
始めて、お顔を合わす方がほとんどでした。
でも、みなアクティブシニアのやり方をみて、それに倣って進めていきます。
自然とルールができていました。
わからないことがあるとシニアに聴こうという姿勢と
教えようという関係が自然と出来上がっていました。
女性はこの作業、男性はこちらで・・・・などと
話し合いをしたわけではないのにスムーズです。
そして、開通した時には一つのチームになっていたようで
皆笑顔になっていました。
この達成感、なかなかのものです。
福井には昭和38年、56年にも大雪が降ったそうです。
なので、今回の雪かきの休憩時にはシニアが56豪雪のことを語ってくれました。
「あの時には・・・・・」と
でも、その話を誰もが素直に聴くことができました。
そこで私は、「何を言うかも大事だけど、誰が言うかも大事だな」って
改めて実感したのです。
人は初めてのことに向かう時に戸惑います。
仕事でもそうです。
調べればいいのですが、調べて頭で理解しても
作業となるとうまくいかないこともあります。
そんな時はどうするか、経験者に手本を見せてもらうということです。
口だけの上司より、きちんと行動で示してくれる上司を尊びます。
同じ目線で物事を見てくれるからこそ、信頼関係が築けます。
明確な目標を示し、経過を共にし、結果を見せてくれるからこそ
信頼関係が生まれます。
するとその人の話を素直に聴くことができます。
何もしない上司の武勇伝こそ、部下は聞きたくないものです。
有事の時にはトップダウンでリーダーが方向性を決め、行動するって
とっても大事だなぁと改めて実感しました。
信頼と尊敬が生まれるとその人が話す話は
「関係ない昔話」ではなく、「ありがたい実体験」として
きちんと話を聞けるものですね。
昨今では、いろんなリーダーシップ論があります。
今「俺についてこい」は、はやらない時代だといわれています。
でも、いざという時、有事にはまず動くって大事ですね。
それも、自分のだめではなく、みんなのために・・・・。
アクティブシニアにバレンタインチョコを渡せばよかったと少し後悔しています(笑)
利他の心を忘れず行動したいです。
今日も長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。
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