今のような破壊的変化の時代は、本当に予測困難で、コントロールすることも難しい。計画を立てることがほぼ不可能な、無秩序で予測不能なシステムの中で、ひとりの人間として、あるいはひとつの組織として、どうすれば生き残ることができるのか。
そこにしなやかに対応できるようなシステムや政府、ものの考え方を作り上げることだ
という伊藤穰一氏の語る「こうした世界で向かうべき9つの原則」を紹介します。
1. 強さではなくしなやかさを持つこと。
つまり、失敗に抵抗しようとするのではなく、失敗を認め、受け入れた上で、そこから跳ね上がっていくこと。
2.「押す」のではなく「引く」こと。
資源を中央に集めてコントロールするのではなく、必要に応じてネットワークから引き出すこと。
3. 安全に焦点を当てるのではなく、リスクを取ること。
4. モノではなく、システムに焦点を合わせること。
5. 地図ではなく、よいコンパスを持つこと。
6. 理論ではなく、実践に基づくこと。
なぜそれが機能するのかわからないときもあるが、大事なのは、理論を知っていることではなく、それが機能するということだ。
7. 服従ではなく、反抗すること。
人に言われたことをしても、ノーベル賞は取れない。多くの学校は服従について教えるが、われわれは反抗を賞賛するべきだ。
8. 専門家ではなく、クラウド(人々)に向かうこと。
9. 教育ではなく、学習に焦点を当てること。
われわれもまだ途上ですが、そうした方向を目指しています。
なるほど、読んでいてうなずくことばかりでした。
と同時にできていないというか、そうしたいと思いました。
今年はこの原則も参考にチャレンジしていきたいと思います。
http://wired.jp/2012/06/14/resiliency-risk-and-a-good-compass-how-to-survive-the-coming-chaos/ (WIRED 2012/6/14)