日刊アメーバニュースにやばい記事が。
「金正日葬儀パレード中継 写してはならぬ場面放映されていた」
http://news.ameba.jp/20120209-72/
何がやばいかって、この記事にしてこのコメントの数々。
ぜひ本文とコメントを見ていただきたい。
日本人はあまりにもわかりやすいことになれてしまった。
それは今の時代、環境がそうさせたこと。
テレビも、
雑誌も
パソコンも
教育も
ありとあらゆるものがわかりやすく答えてくれる。
考える前に聞く。
ネットに繋げばすぐに答えてくれる環境。
わかろうとする努力は時間のロスだとでも言うかのように。
ページをめくってすぐに解答がないと満足しない赤本のように。
そんな世代は深く意味を考えようともせずに、上辺だけを見てすぐにコメントを出し、すぐに過ぎ去って行く。
大学時代、わざと難しく授業をして「俺は研究者でわかりやすく教えるのが仕事じゃない。」と嘘浮く先生がいて、当時はわかりやすく教えるのがプロだろ!と腹が立ったものだが、
それに対して、何くそとわかろうと努力した自分がいたのも事実。
そう言えば、当時の週刊プロレスも少しばかり小難しく考えさせる文章が多かった。
活字プロレスという言葉も生まれた。
今はわかりづらいと売れない。
需要が先か供給が先かはわからないけど、
今の時代に、読み解く楽しみとその時間が少なくなったのはたしか。
国を救うのは国語力だと、藤原正彦は説いた。
確かに国語力が低下しているのだろう。
全てを解説しわかりやすく提供するのではなく、わざと考えさせるように提供する。
そしてそれを読み解く楽しさ。
このやりとりが失われて来ている。
北朝鮮の問題のニュースを見ながら、これは日本の大問題であると思った。