とある新日本プロレスの巡業先のホテル。
フロントにキーが並べてあるので、名前と部屋番号を確認し、キーを持ってエレベーターを待つ。
そこへ、フロントのおばさんが追いかけて来た。
「フォー、ゼロ、ナントカ」
と英語で番号を読み上げるや、キーを手から奪いフロントへ戻って行った。
??
エレベーターが来ちまうじゃないか。
「カギ返して!」と言うと、
「ロッキーなんとか?」とおばさん。
どうやら外国人選手が勝手に違うキーを持って行ったと思ったらしい。
確かに、観光地で英語のパンフを渡されたり、レストランで英語メニューを出されたり、ジムのフロントで英語で説明されたりとかあるけれど、いきなり手からキーを奪わなくても。
その後、ちょいたってから、フロントへタオルをもう一枚借りに行くと、
「バスタオルもう…」
と言い終わらないうちに、
「ちょっと説明して。」と、そのおばさんがおじさんを呼びに行った。
だから日本人だって。
そもそも日本語だし。
そして翌朝、
部屋で運動。
部屋運動はいつも裸で行なう。
汗をたっぷりかき、そのまま栄養補給のため、全裸でプロテインシェイカーを振っていると、
ガチャ。
いきなりドアが開いた。
なんだぁ!!
おばさんが「あれ、間違えた…」と言いながらドアを閉める。
全裸でプロテインをシェイクしながら唖然とする私。
あまり見られたい図ではない。
でも、きっとあのおばさんは、私の裸で思ったに違いない。
「外国人って、やはり胸毛が凄いわ。」と。