これは、今年はじめに逝った従兄の残した手記である。
①②③よりの続き
◉「自分の命と健康を自分で守る子ども」
父さんは、○○小学校に行ってすぐ、小2の児童を交通事故で失った。
そのときに強く思ったことがある。
親でさえ、子どもを守ってあげられないことがある。
それなら、自分で自分の命を守れる子どもを育てていくしかないと!
そう考えたら、子どもたちには、事故や事件に巻き込まれないように、危険を回避したり予知したりする、注意深さ思慮深さを見につけさせたいと思った。
龍太や剛に「飛び出しはするな。車に気をつけろ!」って話していたのは、実は同じ思いがあって、事故にあわないだけじゃなく、思慮深さ、注意深さを教えたいと思ったからなんだ。
そして「歯磨き」と「偏食なし」。
これは親の努力(務め?)だと思っている。でもそれは小学生までのことだ。
それから後は、自分で毎日毎日心がけて継続して、自分の体(健康)と命を大事に守ってほしいと思った。
「歯磨き」と「偏食なし」はそれにつばがると父さんは信じている。
ところで2つ目と3つ目は、相通じるものを思っているんだ。
それは、「自分を大切にできる人は、他の人も大切にできる」ということ。
自分を過信して、ごうまんになっちゃいけないけど、多少自己嫌悪になることはあっても、自分を大切に、そして好きになってほしい。
それぐらいズボラで、整とんベタであってもいいじゃない。(それは龍太と剛が悪いんじゃなくて、父さんと母さんが悪かったの。ごめんなさい。)
でも、龍太も剛を頼もしくて魅力ある人間だよ。
そして、他の人も自分と同じように大切にしてほしい。
この少しまじめな話を書くとき、学校創りとして書いたけど、これはほんとうは学校の子どもよりも、龍太と剛のために考えて、伝えたかったことなんだ。
龍太と剛に伝えて、残したかったことが、これらのこと。
これから二人と(ジジと父さんがしたように)酒をゆっくり飲みながら話すことがあると思うけど、忘れないうちに書いておくね。
そして、自分の子どもたちのた思ったこと、考えたことを、学校の子どもたちにも、同じようにしたいと思ったの。
だって名医の工藤先生が、「この患者が自分の家族だったらどうするか」と言っていたもの。
そしてら教師は「この子が自分の子だったらどうするか」って考えるじゃない。
(父さんは、そんな風に生きたいと思った。)
・・・続く